相談室の愛称が決まったので、近く張り紙に替えて看板を掲示する(住吉会館ルピナス)

 西東京市の子ども相談室の愛称が「ほっとルーム」に決まった。2学期が始まってから、市内の公立小学校18校すべてでクラス投票を実施。その結果を9月20日、市がホームページに公表した。同時に、子どもの権利擁護委員らの愛称は「CPT」(Children Protect Team )となった。

子どもの権利や子ども条例の説明を聞く子どもたち

 西東京市の「子ども相談室」と「子どもの権利擁護委員」の愛称を選ぶ小学生のワークショップが8月17日、相談室のある住吉会館ルピナスで開かれた。参加したのは市内の小学生30人。あらかじめ中学生が考えた愛称を基に、グループに分かれて2時間余り話し合い、相談室と擁護委員の愛称をそれぞれ3つに絞り込んだ。2学期が始まったらこれらの案を市立小学校全18校でクラス投票にかけ、9月中に愛称が決まる見通し。

「子ども相談室」の簡素な張り紙。愛称が決まったら看板に(住吉会館ルピナス)

 いじめや虐待、体罰などの悩みや心配を受けとめ、問題解決を図る「子ども相談室」が8月1日、西東京市にオープンした。昨秋成立した子ども条例に基づいて、市内の住吉会館ルピナス(住吉町6-15-6)2階に設置された。平日は午後2時から夜8時まで、土曜日は午前10時から午後4時まで。フリーダイヤル 0120-9109-77(クイック ナヤミナシ)で専門スタッフらが受け付ける。

子ども条例の普及啓発を進めるリーフレット4種

 いじめや虐待などの悩みや心配事を相談できる西東京市の子ども相談室が8月1日に開設することになった。昨年10月に成立した子ども条例具体化の一環。4月には権利侵害の救済を目的とする権利擁護委員を3人に委嘱。相談室と擁護委員の愛称を募集し、9月中には決定する。

西東京市の丸山浩一市長の記者会見

 西東京市の「子どもの権利擁護委員」と相談・救済機関の概要が2月19日、西東京市の記者会見で発表された。同市が昨年10月に施行した「子ども条例」に基づき、権利擁護委員3人の選考を進めて4月に発足し、いじめや虐待など子どもの悩みや権利侵害の解決を図る機関(仮称)「子ども相談室」は夏ごろの開設を目指している。