家庭に眠っている食品を持ち寄り、「子ども食堂」や「中学校放課後カフェ」などに寄付して有効活用しませんか-。西東京市社会福祉法人連絡会がこんな呼び掛けの下に、1月5日からフードドライブを始めた。家庭だけでなく最近は企業の寄付も始まっているという。1月19日まで市内の24カ所で受け付ける。(食品を持参する施設はピンクの幟が目印。市内栄町3丁目の保谷苑)

 小平市の移動式子ども食堂「カモミール」がスタートして5月で1周年を迎えた。「コロナ禍で会食ができないなら自分たちが動こう」と公民館を拠点に移動するという独自のスタイルを続けてきた。3月にはNPO法人化し、4月からは小平、清瀬、東久留米3市をエリアとするコミュニティーFM「TOKYO854 くるめラ」で自らの番組が始まるなど、活動は大きな広がりを見せている。(写真は、弁当のおかずを盛り付ける「カモミール」支援者。2022年4月21日、小平市・中央公民館)

 コロナ感染防止のため活動停止状態の子ども食堂に代わり、各地で子どもや家族に直に食品を届ける「フードパントリー」が盛んになってきた。西東京市でも5月23日、小中学生が集まる市内南町3丁目の学習施設「猫の足あとハウス」を会場にしてフードパントリーが実施された。この企画を実施した「西東京わいわいネット」の事務局長で、子ども食堂「放課後キッチン・ごろごろ」代表でもある石田裕子さんの報告です。(編集部)(写真は、会場となった「猫の足あとハウス」)

 西東京市の子ども食堂の一つ、天理教田無分教会で毎月一度12日に行われていた「陽気なキッチン」。コロナの自粛要請で、会場が使えなくなる市内の子ども食堂が多い中、自前の場所を持つ「陽気なキッチン」が、ランチのテイクアウトを始めた。(写真は、手作りの「子ども食堂」ピンクの旗)

 新型コロナウィルス感染の拡大で、子ども食堂も休止せざるを得ないケースが増えている折り、食品支援の仕組みとなる「フードパントリー」の試みにあらためて注目が集まっています。府中市で最近開かれたこの活動を、西東京市の子ども食堂「放課後キッチン・ごろごろ」代表の石田裕子さんがまとめた報告です。(編集部)(写真は、会場となった子ども家庭支援センター「たっち」=府中市)

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 子ども食堂が広がる西東京市で2月初め、多摩地域11市の子ども食堂関係者が集まってそれぞれの活動を報告、交流しました。「顔の見える関係」を深めた交流会の模様を、西東京市で最初の子ども食堂を始めた「わいわいネット」事務局長で、次にオープンした子ども食堂「放課後キッチン・ごろごろ」代表の石田裕子さんが報告します。(編集部)

講演会チラシ(クリックで拡大)

 小平市の市民活動支援センター(愛称あすぴあ)で1月12日、法政大学教授の湯浅誠さんを迎えた講演会「子ども食堂の現状と課題」が開催されました。豊富な事例を基に、「各小学校区に一つの子ども食堂を」と語る湯浅さんの話を、多くの人たちとともに西東京市の子ども食堂を進めてきた石田裕子さんが報告します。(編集部)

チラシ(表)

 西東京市社会福祉法人連絡会主催の講演会「食が地域をつなげる~フードドライブから始まる可能性~」が3月25日、市民会館で開かれました。自立支援や就労支援、子ども食堂や生活相談の窓口から、「食と地域」の課題が明らかになってきました。西東京わいわいネット代表で、特定非営利活動法人猫の足あと代表理事の岸田久惠さんの報告です。(編集部)

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 子どもの居場所づくりに取り組んでいる川崎市子ども夢パーク所長、西野博之さんの講演会「居場所のちから~生きてるだけですごいんだ~」が2月18日、西東京市の柳沢公民館で開かれた。西野さんは不登校や高校を中退した子ども・若者と付き合い、「既成の制度や仕組みに子どもを無理やり合わせるのではなく、子どもの『いのち』のほうへ制度や仕組みを引き寄せたい」と願ってきた長年の活動を語った。主催した西東京わいわいネット事務局長、石田裕子さんの報告です。(編集部)