「関東の富士見百景」にも選ばれた西武池袋線東久留米駅西口の「富士見テラス」が、補修工事費用が多額になるなどの理由で除却(取り壊し)されることになった。東久留米市の富田竜馬市長が、同市議会第3回定例会で「駅西口昇降施設における富士見テラス部の除却」方針を報告。関連工事費990万円を計上した補正予算(第8号)が9月28日に全会一致で可決、成立して本決まりとなった。(写真は、取り壊しが決まった富士見テラス=2022年10月3日撮影)

 昨年末から今月4日まで、富士山がずうっと雄姿を見せている。太陽が元日前後の数日間、山頂付近に沈むことを知って、今年も「ダイヤモンド富士」を撮ってみた。(写真はひばりが丘団地のベランダより。1月3日撮影)

 年末の夕日を写真に収めたいと、東久留米駅2階の富士見テラスに通った。国土交通省の「関東の富士見百景」に選ばれるほどの絶景ポイント。なのに思いと天気は噛み合わない。雨や曇りの日が多かった。たまに晴れても、富士山頂の落日を撮るのに雲が邪魔。その雲に沈む直前の1枚をとりあえず-。

 元旦の東京地方は、雲一つなく晴れ上がった。午後1時20分過ぎ。風もなく、穏やかな正月休み。西武池袋線東久留米駅の富士見テラスに立つと、抜けるような青空の下、富士山の優美な稜線が、望遠レンズの向こうにくっきり浮かび上がった。

富士見テラスから夕日を眺める(2016年1月1日午後4時29分ごろ。撮影は筆者) 禁無断転載

2016年1月1日午後4時29分ごろ。筆者撮影。禁無断転載

 穏やかな晴天に恵まれた元日の夕刻、西武池袋線東久留米駅西口2階の富士見テラスには、富士山に落ちる夕日を眺めようと大勢の人たちが詰めかけた。