1981(昭和56)年11月、清瀬市で東京都下水道局の下水道処理施設「清瀬水再生センター」が運転開始した。清瀬、西東京、東久留米、小平、東村山、東大和、武蔵村山、小金井、武蔵野9市にまたがる地域の下水を集めて浄化し、荒川水系の柳瀬川に放流する。遅れていた北多摩地域の流域下水道事業はこれにより近代化が完成し、その後世界初といわれる下水汚泥ガス化炉施設も稼働した。施設上部はスポーツセンターとして市民の交流の場にもなっており、95年開館の「小平市ふれあい下水道館」とともに地元にさまざまなサービスを提供している。

「鉄道ファンの中でも私は“乗り鉄”です」と話す清水洽さん

 列車のトイレの変遷に焦点を当てた「列車のトイレ写真展」が、小平市ふれあい下水道館で開かれている(3月22日まで)。旅行や移動中に何気なく利用している列車内のトイレだが、その移り変わりが時代や風土を映し出していることがわかる。