西東京市下保谷地区にある屋敷林と緑地を後世に残そうと活動している「作左衛門の森を愛する会」(伴武彦会長)は3月26日、同地区の屋敷林と緑地をめぐるツアーを実施する。

 「屋敷林を訪ねて―自然と歴史を知ろう」シリーズの3回目にあたる講演会「武蔵野の屋敷林―4地域を中心として」が[2015年]6月28日(日)午後、西東京市の保谷駅前公民館で開かれた。これは「屋敷林の会」(萩原恵子代表)による同市公民館の市民企画事業。今回の講師は「下保谷の自然と文化を記録する会」代表の高田賢さんだった。

 都市化が進む西東京市で、貴重な「緑地」資源として、「屋敷林」が注目されている。かつての農家が造営した屋敷林は、今では地域の環境保全にも役立っている。そこで、数少ない市内の「屋敷林」を訪ね、「みどり」の今後を考えようという試みが、始まった。