絵筆探索_タイトル 地元のまちを紹介するときは往々、上空のカメラ目線になりやすい。でも私たちは路地を歩き、塀や垣根越しに民家と出合う。草花や木々の緑に触れ、川や畑の風景を目にする。そんな一人一人の出合いと驚きが、土地の歴史と物語を掘り起こすのではないだろうか。住み始めて30数年。ブック・デザイナーの大貫伸樹さんが毎月、目にした風景を水彩画に描き、その土地への思いを綴ります。第1回は、谷戸町・泉町の地下と地上の接点を取り上げます。(編集部)