2002年7月、早稲田大学ラグビー蹴球部が西東京市から杉並区上井草に移転、74年間にわたる「東伏見」での歴史に幕を閉じた。同ラグビー部は1918(大正7)年創設、幾多の名選手を生み、大学日本一16回、社会人を含めた日本選手権でも4回優勝するなど大学ラグビー・ナンバーワンの戦績を誇る。ラグビーのほかにもサッカー、野球、馬術などさまざまな施設を持っていた早大東伏見キャンパスは今も学生スポーツの聖地として活気を維持し、周辺の住民にとっても憩いと交流の場になっている。

早稲田大東伏見キャンパスの安部磯雄像(右)と飛田穂洲像=西東京市東伏見

 普段何気なく通り過ぎてしまう街中の銅像。しかし、なぜそこに、この像が、と考えていくと、新たな発見があったり、地域の歴史が見えたりすることもある。西東京市とその周辺で銅像を探し、その背景を探った。

 

 西武新宿線東伏見駅南口にある早稲田大学東伏見キャンパスのスポーツ施設で9月21日、「2015早稲田スポーツフェスタ in 東伏見」が開かれた。野球、ラグビー、サッカーなど体育各部の部員たちがスタッフとなり、実技指導をしたり、模範プレーを披露するなどした。会場には親子連れなど約5500人が訪れ、あちこちで順番待ちをする長い列ができた。