西東京市にある東大生態調和農学機構(通称「東大農場」)の社会連携協議会が市民委員を募集している。任期は2023年4月から2年、人員は約10人。今期の委員は、社会連携の場と想定される南キャンパスのあり方、イベントや市民交流について、機構・行政とともに話し合うという。締め切りは2月28日。

 西東京市に広がる「東大農場・演習林」の「活かし方」を、大学、市民、行政が一緒に話し合うオンライン・シンポジウムが10月30日(土)午後、関心を寄せる市民ら約70人が参加して開かれました。貴重な対話の場で、どんな話が行き交ったのか。主催メンバーの一人でもある有賀達郎さんの報告です。(編集部)(画面はシンポジウムに参加した人たち。画像提供:佐藤瑠美さん)

 西東京市にある東大生態調和農学機構は、畑や演習林など都市の中の貴重な「緑の空間」として市民に親しまれてきた。ここで多くのイベントが実施されてきたことを踏まえて10月30日、オンラインシンポジウム「市民と考える東大農場・演習林の活かし方」が開かれ、これまでの活動を振り返り、今後の方向を話し合うことになった。

 西東京市北原2丁目の谷戸新道から旧東大農場(東大生態調和農学機構)を横切り、西原町3丁目の所沢街道に抜ける東京都の地域幹線道路「西東京3・4・9号保谷東村山線(Ⅰ期)」の一部、約700メートルの工事が進み、8月2日午前11時から交通開放されることになった。東京都が7月15日に発表した。(写真は、北原2丁目の谷戸新道から交通開放区間を望む)

 東大生態調和農学機構(西東京市緑町)で8月8日と9日の2日間、ヒマワリ迷路が一般公開された。主催するアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が行なっている「TURN」プログラムの関連企画。そちらの活動にも興味があったが、先ずは元気に咲いてるヒマワリに会って「夏を満喫しよう」と9日、このイベントに参加した。(写真は、青空にくっきり映える黄色の大輪)

 西武新宿線田無駅北口から徒歩10分の旧東大農場(西東京市緑町)で7月23日、「東大農場・演習林サマースクール2019」が開かれた。2015年から始まり今年で5回目。「東大農場・演習林」サマースクール2019実行委員会、東京大学生態調和農学機構、多摩六都科学館らが主催。小学3年~6年生と保護者、スタッフら45人が果樹園や水田、草っぱらでの体験やミニ講座を楽しんだ。(写真:原っぱにバッタがたくさんいたよ)

ピンクが鮮やか

 西東京市緑町にある東大生態調和農学機構(旧東大農場)のハス見本園で7月20日、恒例の観蓮会が開かれた。日本の在来品種や作出された品種など約100種が枡目状の池や大鉢で美しい花を咲かせていた。

観蓮会は大勢の人たちで賑わった(2018年7月21日午前7時41分撮影)

 西東京市緑町にある東大生態調和農学機構(旧東大農場)ハス見本園で7月21日、恒例の観蓮会が開かれた。待ちかねた人たちが午前7時の開門と同時に見本園に入り、約100種のハスの花々を見て回った。「開門を待っていた人たちは数十人はいましたね」。カウンターを手にしたボランティアスタッフがそっと教えてくれた。