西東京市、東久留米市、清瀬市3市の廃棄物を共同処理する一部事務組合「柳泉園」(管理者・並木克巳東久留米市長)で、監査委員の任期切れに気付かず、選任手続きを怠る事態が起きた。3月31日に開かれた組合議会臨時会で、管理者の並木市長の4月の報酬を10%減額、鹿島宗男助役の4月の給料を同じく10%減額する条例案がそれぞれ提案され、可決された。(写真は、柳泉園組合)

撤去予定の「清柳園」施設機器(写真は柳泉園組合提供)

 東京都の東久留米市、清瀬市、西東京市の3市のごみを共同で処理する一部事務組合「柳泉園」議会の第1回定例会が2月19日に開かれ、昨秋の台風19号で損傷した清瀬市下宿2丁目の旧焼却場「清柳園」の解体工事やテニスコートを人工芝に張り替える工事費など総額26億2400万円の一般会計予算案を全会一致で可決した。

 東京都の東久留米市、清瀬市、西東京市の3市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」(東久留米市下里4丁目)議会の第1回定例会が2月19日に開かれた。管理者の並木克巳東久留米市長が2020年度の施政方針を述べたなかで、東京都が打ち出した「ゼロエミッション東京戦略」(排出ゼロ)を「ゼロミッション東京戦略」(使命ゼロ)と複数箇所で取り違えた。議員の指摘で並木管理者らは謝罪、訂正した。

ごみを共同処理する柳泉園組合

 西東京、東久留米、清瀬3市のごみを共同処理する「柳泉園組合」(管理者・並木克巳東久留米市長)の議会第4回定例会が11月22日に開かれた。当初提出された5議案のうち、会計年度任用職員制度を新たに導入する条例案に複数の誤記が見つかり、結局その条例案を撤回して次の議会に再提出となった。このため管理者の並木市長の報酬と鹿島宗男助役の給料をともに5%、1ヵ月減額する条例をそれぞれ可決した。

柳泉園組合議会の第3回定例会

 西東京、東久留米、清瀬3市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」(管理者・並木克巳東久留米市長)の組合議会第3回定例会が8月29日に開かれた。ごみの焼却施設クリーンポートの長期包括運営管理事業(15年間)の契約金額を、10月に予定される消費税10%への増税に伴って約2億100万円上乗せし、総額約135億8700万円に変更する議案を全員の挙手で可決した。

陳情を議論する柳泉園組合議会(東久留米市)

 西東京市、東久留米市、清瀬市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」議会の2018年第1回定例会が2月23日に開かれ、総額約26億4500万円の一般会計予算案などを可決した。昨年4月、15年間で総額133億8600万円で民間企業と契約した長期包括運営管理契約の新年度分は約10億2200万円が計上された。この長期契約の内訳が不明だとして説明を求める陳情は賛成多数で採択された。

柳泉園組合議会第1回定例会

 西東京市、東久留米市、清瀬市の3市のごみを処理する柳泉園組合議会の第1回定例会が2月22日に開かれた。2017年度一般会計予算案が全議員の賛成で可決、成立した。ごみ焼却施設クリーンポートの管理運営を15年間、総額144億円で民間に委託する長期包括委託事業の初年度経費約9億2007万円が含まれている。この事業は2月25日に複数の業者から委託先を決め、3月中に契約する予定。

住民監査請求の記者会見で理由などを話す西東京市議の森輝雄氏(中央)(武蔵野市役所記者クラブ)

住民監査請求の記者会見で、請求理由などを説明する西東京市議の森輝雄氏(中央)ら住民(武蔵野市役所記者クラブ)

 ごみ焼却施設の運営や管理などを15年間、総額144億円で民間会社に一括委託する契約は止めてほしい-。西東京市、東久留米市、清瀬市のごみを共同処理する一部事務組合「柳泉園」(東久留米市下里4丁目)の監査委員に対し、3市の住民6人が11月4日(金)、住民監査請求を出した。西東京市の住民3人もこれに関連して同日、住民監査請求を同市監査委員に出し、柳泉園の15年に及ぶ債務負担行為に西東京市の公金を支出しないよう求めた。