1948(昭和23)年3月、学制改革に伴って北多摩郡小平村(現小平市)に女子大学「津田塾大学」が設立され、英文学科に49人が入学した。翌年には数学科が増設され、2学科からなる学芸学部となった。以後、津田塾大学は「私立女子大の最高峰」として英文学や国際関係学の分野をはじめ各界で活躍する卒業生を多数輩出し、女性の地位向上と社会進出に大きく貢献する。

津田塾大学(小平市)の「Learning Crisis研究会 学びの危機プロジェクト」(通称・まなキキ)は、障害のある子どもたちに大学生をオンラインで無料 “派遣”し、家庭学習を支援する新たな教育事業を立ち上げた。事業を持続的な活動にするため、大学生たちが開発に加わったコーヒーを返礼品とするクラウンドファンディングを12月27日からスタートさせた。(写真は津田塾大学)

 コロナ禍の影響で秋の恒例イベントをオンラインで開催するケースが増えている。小平市では武蔵野美術大学が10月29~31日、初の完全オンライン芸術祭を実施するほか、市民活動の見本市「元気村まつり」、商店会主催のハロウィンイベントなどがそれぞれオンラインで開催されている。(写真は、武蔵野美術大学オンライン芸術祭のポスター)

 津田塾大学(小平市)の「学びの危機(Learning Crisis)」研究会は1月23日、新型コロナウイルスの感染拡大が障害のある子どもたちの学びに与える影響について全国の特別支援学校に聞いた実態調査の最終報告会をオンラインで開催した。さまざまな課題に直面しながら学びの危機を克服しようと懸命に努力する現場の姿が浮かび上がった。(写真は、オンライン会議に臨む松崎良美助教(左)と柴田邦臣准教授)

 西東京市と近隣の出来事を伝える報道サイト「ひばりタイムス」に今年掲載した中から「記憶に残る記事」を選ぶ読者投票が12月25日に締め切られた。集計の結果、津田塾大学の研究会「学びの危機」プロジェクトの活動を伝える2本をはじめ、「世界が少し明るくなる」よう願う学生の写真展紹介や、中学校の校外学習のようすをまとめた報告などが上位を占めた。コロナ禍で暮らしの思いを伝え、地域の出来事を掘り起こして紹介する記事が目立った。

 津田塾大学(小平市)の「学びの危機(Learning Crisis)」研究会は10月25日、新型コロナウイルス感染症の拡大が障害のある子どもたちの学びに与える影響について全国の特別支援学校に聞いた初の実態調査の中間報告をオンライン会議上で公表した。「新しい生活」に適応しつつも、さまざまな困難を抱えている子どもたちの姿が浮き彫りになった。(写真は、「第2回学びの危機カンファレンス」のZoom画像。司会の松崎良美さん(上)と柴田邦臣さん)

津田塾大学総合政策学部がある千駄ヶ谷キャンパス(津田塾大学HPから)

 津田塾大学(小平市)のプロジェクトチームは、中央省庁が毎年公表する白書の図表をキーワードで横断的に検索できる「白書・審議会データベース」を作成し公表した。白書を横断的に検索できるデータベースはこれまでなく、テーマごとに各種情報が分かりやすい図表で追えるため、教育や研究だけでなく企業活動などにも活用できそうだ。

 新型コロナウイルス感染拡大による長期休校によって、学ぶ機会や意欲を失っている障害のある子どもたちを励まし勇気づけようと、津田塾大学(小平市)の研究グループがネット上のオンライン教材を紹介するポータルサイト「学びの危機」を開設した。大学生や大学院生が中心となって作成し、教材の特徴や使い方ガイドのほか楽しみながら学べる工夫やアイデアを満載している。

嘉悦大学は全施設を閉鎖し、学生と教職員の入構を原則禁止した(写真は筆者撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けて、国内外の大学でインターネットを使ったオンライン授業の導入が急速に進んでいる。北多摩地域では小平市の嘉悦大学、津田塾大学、西東京市の武蔵野大学が教室での対面形式による授業は感染リスクが高いと判断し、それぞれ今年度の授業をオンラインで実施することを表明している。

 津田塾大学(小平市、高橋裕子学長)は4月7日、今年度の授業を4月22日からインターネットを使ったオンラインで実施すると発表した。新型コロナウイルス感染防止という見地から教室での対面形式による授業はリスクが高いと判断し、少なくとも5月13日まではオンラインでの授業を続ける。  >> 本稿は次の記事「大学でオンライン授業広がる」に差し替えました。ご覧ください。