大阪・淀川沿いに広がる河原は、雅楽器の篳篥(ひちりき)に欠かせない良質のヨシの産地でした。ところが近年の環境悪化で全滅の危機を迎え、各地からボランティアが集まって昨年、ヨシの生育を妨げていたつる草抜きが実施されました。今年は2年目。西東京市在住で、雅楽器・鳳笙の製作に長年携わってきた鈴木治夫さん(77)の報告です。(編集部)