取材後に寛ぐ(左から)筆者、藤元明緒監督、岸建太朗撮影監督

 スペインのサンセバスチャン国際映画祭で、よりよい生活を求めて来日したベトナム女性労働者たちの苦悩と葛藤を描く日本・ベトナム共同製作映画『海辺の彼女たち』(英題:Along the Sea)(藤元明緒監督)が9月19日と20日、世界初上映されました。この映画祭に参加した同作のプロデューサーで西東京市在住の渡邉一孝さんによる寄稿を掲載します。映画祭と地域の深くて強い関係などに強い印象を受けていました。(編集部)

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 日本・ベトナム共同製作映画「海辺の彼女たち」(英題:Along the Sea)(藤元明緒監督)が9月18日からスペイン・バスク地方の都市サンセバスチャンで開かれるサンセバスチャン国際映画祭の新人監督部門に選定され、現地で19日と20日、世界初上映されることになった。

舞台挨拶した出演者や監督ら(ポレポレ東中野)

 日本・ミャンマー合作映画「僕の帰る場所」の一般公開が10月6日から東京・東中野の映画館「ポレポレ東中野」で始まった。この映画は昨年開かれた第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門で作品賞と国際交流基金アジアセンター特別賞の2冠を受賞した。西東京市内がロケ地にもなったゆかりの作品。公開初日は出演した両国の俳優や監督らが舞台挨拶した。

160407_paper_design-compressed_450 NPO法人日本・ミャンマーメディア文化協会の設立披露会が9月18日(日)、東京・墨田区のすみだリバーサイドホール・ミニシアターで開かれ、協会が取り組んできた映画「Passage of Life」の「ほぼ完成版」が上映された。西東京市の田無庁舎や市内の居酒屋、アパートなどがロケ地として登場し、在日ミャンマー人一家の苦境と家族のつながりがドキュタリータッチで描かれている。