西東京市芝久保町在住の演劇評論家、扇田昭彦さんが5月22日に亡くなって1ヵ月余り。東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウス(中ホール)で7月6日(月)夕、演劇関係者ら約600人が集まって「扇田昭彦さんを送る会」が開かれた。扇田さんが好きだったというベートーベンの交響曲第6番「田園」の音楽が流れるなかで、故人との印象深い出会いを語り、突然の別れを悼む言葉が続いた。

扇田昭彦さん

扇田昭彦さん

 現代日本演劇の評論分野に強い影響を与えてきた西東京市芝久保町在住の演劇評論家、扇田昭彦さんが5月22日午後9時すぎ、悪性リンパ腫のため東京都小平市の病院で死去した。74歳だった。今年4月ごろ不調を訴え、5月半ばに入院して1週間あまりで急逝した。近親者のみで葬儀を行った。喪主は俳優、演出家の長男拓也さん。お別れの会は7月6日(月)午後6時30分から豊島区池袋の東京芸術劇場中ホールで開く。