避難勧告が出たマンション(右上)。手前は石神井川

避難勧告が出たマンション(右上)。手前は石神井川

 西東京市議会の建設環境委員会が9月20日開かれた。途中閉会した12日の議論を引き続ぎ、台風9号の大雨による災害対応をめぐってこの日は午前10時30分から午後8時前まで、ほぼ9時間半にわたる長丁場の「所管事務調査」が続いた。夕方、求めに応じて出席した丸山浩一市長は「謙虚に反省して今後の対応を検討する」と述べ、今回の災害対応が万全ではなかったことを認めた。翌21日の予算特別委員会の質疑も補足して、今回の遣り取りを追ってみた。

 西東京市議会第3回定例会の建設環境委員会(保谷清子委員長)が9月12日(月)に開かれ、台風9号の豪雨で土砂災害の危険が生じ避難勧告が発令された一連の事態について、所管の危機管理室から報告を受けた。質疑の中で、避難先が地域防災計画で指定された場所ではなく、指定外の市民交流施設になった理由や手続きなどをめぐってしばしば答弁が中断。会期中にあらためて委員会を開いて詳しい再説明を聞くことになった。