子どものおかげで読んだ本 by 白井真純

 「人の子はかわいい。でも親になったら本が読めない」  アメリカの詩人エミリー・ディキンスンが主人公の海外ドラマ「ディキンスン」を見ていたら、そんなセリフがあった。私は3児の親であるが、もし3人がいなかったら、どれだけの本が読めただろう。親にならなかった自分は親になった自分より量は読めたかもしれない。しかし、3人がいるおかげで読むことになった本もあるし、今では一緒に絵本を読んだり、図書館へ出かけたりという経験もさせてもらっている。エミリーと話す機会があったらそんなことを話してみたい。(写真は、子どもの噛み跡でぼろぼろになった『MELODY』)

読み聞かせに熱心に耳を傾ける参加者

 子ども連れで過ごせるZOO cafe ひばりが丘パルコ店が3月7日、子ども向けの無料イベント「えほんよみきかせ」を初めて開きました。併せてお母さん向けに、絵本に詳しい講師による絵本の選び方特別講演も行われました。「市民ライターになる講座」に参加した保育士の村田真由美さんの報告です。(編集部)

絵本の表紙

絵本の表紙

 もう3歳、まだ3歳-。子育てをしていると、子どもの成長に期待で胸がはずむ一方、まだまだ手がかかると感じることも少なくない。そんなお母さんに読んでほしいと願って、子どもの気持ちを子どもの言葉で語った絵本「ぼくは3さい」が発行された。