郷土の歴史や文化を、遊びながら身に着けてほしい-。大人たちの思いを込めた「西東京市カルタ」が出来てから1年半。新型コロナウイルスの感染が収まってきた10月半ば、市内の碧山小学校で「カルタ遊び」の学校出前講座が始まった。子どもたちの喜びとともに、伝わった思い、現場で知る意外なずれも…。この日を待ちわびていた製作委員会代表、富沢このみさんの報告です。(編集部)(写真は、体育館でカルタ取り)

完成した「西東京市カルタ」を丸山市長に手渡す富沢このみさん(右)と製作委員会メンバーの徳丸由利子さん(左端)と中村晋也さん(左から2人目)

 カルタで遊んでいるうちに、地域の施設や風景の由来と伝承を知り、郷土の文化に親しみが湧いてくる-。そんな思いを込めた「西東京市カルタ」が4年がかりで完成し、製作委員会代表の富沢このみさんと委員会メンバーが4月3日、西東京市の丸山浩一市長に手渡した。今後は図書館、小学校、学童クラブなどに寄贈。在日外国人が集う多文化共生センターなどでも役立ててほしいと願っている。カルタ完成までの紆余曲折やみんなの思いをまとめた富沢さんの報告です。(編集部)