台風やゲリラ豪雨などで水害の不安も高まるなか、西東京市図書館による講演会「西東京市の自然地理 都市水害とヒートアイランド」が9月2日、柳沢公民館で開かれた。講師の原芳生・大正大学名誉教授は1950年代から長く旧保谷町・市に住み、自宅が床上浸水の被害に遭ったことも。講演会では当時の体験話も披露され、参加者が聞き入った。

 西東京市図書館は19日、毎年夏恒例の「子どものための地域を知る講演会」として「とびだせ 田無・保谷の村―江戸時代の生活とつながる人々―」を南町の田無公民館で開催した。成蹊中学・高等学校教諭で、西東京市文化財保護審議会委員の行田健晃(ぎょうだ・たけあき)さんが講師を務め、江戸時代の田無・保谷の人々の生き生きとした姿、暮らしを浮き彫りにする話に、子供から大人まで約20人が耳を傾けた。

市内の図書館は6月2日に再開(ひばりが丘図書館)

 西東京市図書館は5月27日、国の緊急時代宣言解除を受けて、予約資料の受け渡しを28日から再開し、6月2日から市内の全6館を制限付きで開館すると発表した。定休日の月曜を除き、どちらも午前10時から午後6時までの利用となる。

休館前の中央図書館は利用者が多く賑わっていた(2019年4月)

 西東京市図書館の予約資料受け渡しサービスが4月14日から中止となった。ネットなどで予約した資料の受け渡しは、休館中も図書館と市民の間に続いた貴重なサービス。外出自粛のなか、図書館から借りる絵本や小説などの読書の楽しみも、当分の間お預けとなる。

 

カウンター横に展示されたポップ作品(ひばりが丘図書館)

 西東京市図書館が開いた書評講座「POPをつくろう~あなたの心を動かす一冊」から生まれた作品がいま、市内図書館を巡回している。タイトルは「POPと本-気になる一冊がきっと見つかる」。7月はひばりが丘図書館に17作品を展示、8月から柳沢図書館へ。その後順次各館にお目見えする。

 西東京市と新座市の図書館が4月1日から相互利用を始めた。新座市に住んでいる人が西東京市の図書館で書籍などを借り出せるようになった。運転免許証や健康保険証など身分証を持参して利用登録する。