コロナ禍の影響で物価上昇が目立つ折り、西東京市は学校給食の食材費値上がり分を補助するため、6月の西東京市議会第2回定例会に提出予定の一般会計補正予算案(第4号)に必要経費4489万円を計上した。5月30日の記者会見で、木村俊二教育長が明らかにした。

第1回の会場に予定される明保中学校

 2021年度から西東京市立中学校9校すべてに特別支援教室が開設されることになり、保護者・市民向け説明会が7月30日、8月1日、3日の3回にわたって開かれる。教室開設の狙い、支援内容などを市教育委員会が説明。終了後に個別相談も受け付ける。

 西東京市教育委員会は市立の小中学校で、授業を補完するオンライン学習支援に力を入れることになった。緊急事態宣言解除後に再開した学校は分散登校などが続き、家庭学習の機会が増えていることにも対応し、7月からオンラインサービスによるコンテンツ配信を始めるほか、環境が整っていない家庭にタブレット端末やモバイルルーターを貸与して、学習の機会を保障する。

 西東京市教育委員会は[2020年]3月23日、市立の小中学校の入学式は、「必要最小限の規模で実施する」と発表した。小学校は4月6日、中学校は4月7日の予定。参加者は教職員のほか、新入生と、その保護者は各世帯2人まで。来賓や在校生は参加しない。(写真は、新入生を迎えた保谷小学校。2020年4月6日)

中学生が職場体験や夢を語る(保谷こもれびホール)

 中学生が自分たちで企画、運営する「夢★未来講演会」が1月26日、西東京市の保谷こもれびホールで開かれた。市内9中学校の生徒会が力を合わせ、職場体験で学んだ仕事や社会の厳しさとおもしろさ、自分たちが考える西東京市の未来などを次々に発表した。

田無第四中学校と柳沢中学校の校長、保護者らが集まって開かれた第1回会議(イングビル)

 西東京市教育委員会は7月23日、市立田無第四中学校と柳沢中学校の生徒数の変動への対応に関する地域協議会の第1回会議を開いた。学校長や保護者らから成る協議会は、大規模校化が見込まれる四中と、近隣にあり小規模校化が懸念される柳沢中への対応の方向性を検討する。

来年4月から使われることになった東京書籍「新しい道徳」

 西東京市教育委員会(木村俊二教育長)は7月24日、来年の2019年度に使用する中学校「道徳」科の教科書に東京書籍の「新しい道徳」(1~3)を採択した。2年間使用する。小学校ではこれまで使ってきた各教科の教科書を来年度も使い、再来年の2020年度から新指導要領に切り替わる新しい教科書をあらためて検討することにした。

「スクラッチ」を学ぶWebサイトのトップ画面

 西東京市教育委員会(木村俊二教育長)と技術系の人材派遣会社VSN(川崎健一郎社長)が連携し、市内の小学校でプログラミングの授業を11月中旬から試行的に始めることになった。動物のキャラクターなどを使う初心者向けのコンピューター言語を使ってゲームやアニメを作り、プログラミングの楽しさを伝える。

教育委員会第6回定例会

 西東京市教育委員会(木村俊二教育長)が7月25日開かれ、7月初めに起きた「市内中学生死亡事案」が報告された。「市内公立中学校に通う1年の女子生徒が7月6日(木)、下校途中に大けがを負い入院治療していたが、8日(土)午前死亡した」(教育指導課)としか明らかにされず、「遺族の意向により死亡に至る詳細は差し控える」とされた。その後、全校集会、保護者説明会、生徒へのアンケート調査や臨床心理士らによる「心のケア」などの対応が報告された。

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教科テスト用紙

 文部科学省が今年4月に実施した全国学力・学習状況調査結果の西東京市分が明らかにな った。小中学生の国語、算数・数学の正答率はともに全国平均より2.1~5.5ポイント高く、東京都より0.6~3.5ポイント高かった。しかし小中学校の教科連携や学習指導の工夫が全国平均より目立って低いなど、学校側の課題が浮き彫りになった。10月25日に開かれた西東京市教育委員会に報告された。

答弁する前田哲教育長

陳謝する前田哲教育長(西東京市議会本会議)

 西東京市議会第2回定例会が6月3日(金)から開かれた。この日の本会議で、教員の喫煙によって保谷中学校(大橋亮介校長)で起きた「ぼや火災」に関して、前田哲教育長が経過と対応を報告。「市民や議会に多大なご心配をかけた」などと陳謝した。