西東京市議会の本会議場で開かれてきた議場コンサートが今年も中止と決まった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下の状況を考慮した。2010年に始まった議場コンサートの中止は昨年に続き2年連続。10日に開かれた議会運営委員会(酒井豪一郎委員長)で了承された。(2019年12月の第8回議場コンサート。以後2年連続中止)

 西東京市議会で12月2日、弦楽アンサンブルによる議場コンサートが開かれた。議会をもっと知ってもらおうと2010年に始まり、今年が8回目。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に始まり、アンコールは市歌「大好きです、西東京」で締めくくる約45分。磨かれた弦の響きに、約100人の市民が惜しみない拍手を送った。(写真:弦楽アンサンブルの演奏は満場の拍手に包まれた。筆者撮影)

 西東京市議会(小幡勝己議長)主催の第7回議場コンサートが11月19日、市議会本会議場で開かれた。約100人の市民が集まり、金管アンサンブルの力強い響きに熱い拍手を送った。(写真:力強く、ときに優しい金管アンサンブルの響き。筆者撮影)

提案理由を説明する丸山浩一市長

 西東京市議会第4回定例会が11月16日、始まった。西東京市民会館の来春の閉館を定めた「西東京市民会館条例を廃止する条例」など条例関連議案6件と市道の認定議案22件、「みどり基金の拡充を求める」などの陳情2件が提案された。丸山浩一市長が提案理由を説明したあと、各常任委員会に付託された。会期は12月5日までの20日間。

昨年演奏したフル-トアンサンブル(写真:西東京市議会事務局提供)

 西東京市議会(小幡勝己議長)主催の議場コンサートが11月19日、田無庁舎3階の本会議場で開かれる。7回目の今年は、東京ニューシティ管弦楽団のメンバー5人による金管アンサンブルが出演。行進曲「ワシントンポスト」や「ウエストサイド・ストーリー」からの曲などを演奏する。

 西東京市議会15周年記念議場コンサートが12月4日(日)に開かれ、同市出身の新進チェリスト矢口里菜子さんとピアニストの田口翔 さんがエルガー、サン=サーンス、バッハらの曲を取り上げた。演奏は午前と午後の2回。各回とも一般公募で参加した約100人の市民が、議場に響く弦とピアノの豊かな調べに耳を傾けた。(写真は、演奏曲目を紹介する矢口里菜子さん)

 西東京市議会の2015年第3回定例会開会中の8月31日(月)午前、一般質問に先立って「議場コンサート」が開かれた。東京ニューシティー管弦楽団の女性奏者4人が、モーツァルトやハイドン、チャイコフスキー、ドボルザークの曲を演奏。詰めかけた市民ら84人が本会議場の傍聴席や議員席を埋め、稲垣裕二議長ら市会議員のほか、丸山浩一市長や市幹部職員らと一緒に弦楽四重奏に耳を傾けた。(写真:西東京市議会事務局提供)