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子ども相談室と権利擁護委員の愛称3案 小学生30人が候補選びのワークショップ

By in 市政・議会, 子育て・教育 on 2019年8月20日

子どもの権利や子ども条例の説明を聞く子どもたち

 西東京市の「子ども相談室」と「子どもの権利擁護委員」の愛称を選ぶ小学生のワークショップが8月17日、相談室のある住吉会館ルピナスで開かれた。参加したのは市内の小学生30人。あらかじめ中学生が考えた愛称を基に、グループに分かれて2時間余り話し合い、相談室と擁護委員の愛称をそれぞれ3つに絞り込んだ。2学期が始まったらこれらの案を市立小学校全18校でクラス投票にかけ、9月中に愛称が決まる見通し。

 最初の候補は、市内の中学校9校の生徒会が考えた。子どもの権利擁護委員らが各校を訪れ、生徒会関係者に子ども条例や擁護委員と相談室の活動を説明。7月末までに各校生徒会からそれぞれ23案が集まった。

 この日は30人の小学生が6グループに分かれた。3グループは相談室、他の3グループは擁護委員の愛称を話し合った。バラエティーに富んだ中学生案から、各グループがやがて3つを選んで発表。それらの候補名を整理して模造紙に書き出し、最後は全員がシールを貼って各3案に絞り込んだ。

 

東京経済大学の学生が子どものサポート役で参加

 

 選ばれた愛称候補は、子ども相談室が「見・まもルーム」「ほっとルーム」「子どものゆりかご」。子どもの権利擁護委員は「ハートケア」「 CPT(Children Protect Team)」「スマイル」の3案だった。

 子どもたちの発言には、遠慮も忖度もない。相談室の愛称を取り上げたグループで「まもるん」との案が紹介されると「ゆるキャラみたい」。みなの笑い声が上がった。「ともしび」には「何のことか分からない」「火をともすから、いい」と意見が分かれ、「見・まもルーム」には「守ってくれそう」など率直な言葉が飛び交った。

 擁護委員の愛称を話し合ったグループからは、「子どもみらい委員」案に対して「言いづらい」。「ハートケア」には「かっこいい」「英語だけど分かりやすい」。「まもっ太郎」には「桃太郎みたい」などの声が上がった。

 

「一緒に考えよう」と呼び掛ける「子どもの権利擁護委員」代表の野村武司さん

 

 子どもの権利擁護委員3人、窓口で最初に相談を受ける調査・専門員3人も、全員が参加して子どもたちの話し合いを見守った。子どもの権利擁護委員代表で、東京経済大学現代法学部教授の野村武司さんは挨拶のなかで、「みなさんが困って相談に来てくれたら、一緒に考え、満足できるような形にしたい」と話した。

 この日は、東京経済大学の野村ゼミの学生10人余りも参加。相談室の活動を寸劇で「見える化」したほか、各グループに入って話し合いを助け、頼もしい「お姉さん」「お兄さん」の役割を担った。

 午前10時に始まり、終わったのは正午過ぎ。途中に休憩を2度挟み、2時間余りの長丁場だった。会場の住吉会館に近い住吉小、谷戸小、谷戸第二小などの子どもたちだけでなく、田無小、柳沢小、栄小なども含めて市内9校から参加した。夏休み期間だったこともあり、市内の児童館や学童クラブなどの協力も得たという。

 担当の子育て支援課によると、選ばれた各3案は市内の全小学校でクラス投票を実施。9月中に最終決定され、市のホームページや市報に掲載される。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・子どもの相談・救済(西東京市Web
・西東京市 子ども相談室を開設します(西東京市Web
・西東京市子ども条例(西東京市Web

 

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2 thoughts on “子ども相談室と権利擁護委員の愛称3案 小学生30人が候補選びのワークショップ

  1. 富沢木實
    1

    子供たちが自分にかかわりのある事に意見を言えるようにするというのが子供の権利に最も大切なことと思っています。今回の名前を決めることから子供に参加させたのは、とっても良いと思います。「民主主義」って、こういう経験の積み重ねだと思うので。

    • 2

      ご指摘、ありがとうございます。
      子どもたちの発言でハッと感じたことがあります。中学生が考えたいくつかの愛称に「よく分からない」という声がありました。小学2~3年生とおぼしき年齢です。そういう年代でも「分かる」必要があると、愛称選びのポイントを教えられました。現場で生の声を聞くのが、あらためてぼくらの基本だと思いました。(北嶋)

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