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暮らし

南北をつないで商店街を元気に 今年もにぎやか「やぎさわマーケット」

2018年4月18日 川地素睿
ポスター

みんな集まってまちを盛り上げよう-そんな願いを込めて「やぎさわマーケット」が[2018年]4月14日、西武柳沢駅から徒歩約5分の柳沢せせらぎ公園で開かれた。フリーマーケットや手作り品の販売、飲食ブースも充実。「商店街スタンプラリー」もあり、イベントを盛り上げた。くもりで風の強い日だったが、親子連れなど約1700人がイベントを楽しんだ。

ヨヨーつりや昔懐かしい駄菓子屋、射的もある。的に当たると引換券かお菓子をもらえる。どれにするか悩む子。「早くやれよ」と押す子もいてにぎやかだ。

 

「買いたいなあ」

 

「けっこういっぱい買ったね」「おまつりだと、つい買っちゃうんだよね」と話すお母さんたち。3月に駄菓子屋リレーを成功させた地元の「やぎさわベース」と東久留米市の「だがしやかなん」も参加していた。

41もブースがあると、さすがに多彩だ。ペンダント、ネックレス、革製品、木の端切れを組み立てるてづくりカフェでは子どもが奮闘中。子供服やアジアの民芸品、大きなABCの文字など手づくり製品は工夫があっておもしろい。パン売り場やキッチンカー、インドネシア料理の店は、はやくも行列が並ぶ。仲間と一緒に陶器カップやお皿、陶器製の小さな家の置物を売っていた女性たちは「初めて参加した。にぎやかで、なんか楽しい」と話してくれた。ステージでは、アイリッシュギター、ジャズ、女性ボーカルの声と音が響き、演奏者も楽しんでいる。

 

多彩な品が並ぶマーケット
音楽を楽しむ

 

主催したのは「柳沢お買い物便利度向上実行委員会」。市民らが中心になった実行委員会だ。はじまったのは2016年。第1回目は予想を超えて1200人が集まった。昨年は雨で中止、今回は4回目(実質3回目)になる。

実行委員長の板橋昭寿(あきひさ)さんは、中小企業診断士の肩書をもつ。「柳沢商店街の調査をしていて、こういうふうにすればよくなりますと市に提案書を出した。それなら自分でやったら、と言われて引っ込みがつかなくなった。市役所、消防署、保健所、警察などの使用許可手続きで苦労したが、実行委員と一緒にがんばって実現できた。いまは、80くらいの店舗やグループとつながりができた。音楽家も市内にけっこういる。上手でなくても、プロでもアマでもいい。いっしょに楽しむのが大切。市も商店会も後援してくれる。とにかく続けることだと思っている」

 

実行委員長の板橋さん

 

柳沢商店街で駄菓子屋の「やぎさわベース」を開いている中村晋也さんは、「商店街が駅の南と北に分かれている。じゃあ、北と南をつなぐイベントをしよう、まちの魅力に気付いてもらおうとイベントがはじまった。今回は南側でしたが、秋には北側の保育園のそばでマーケットをやります」という。

商店街にはシャッターが下りた店もあるが、近年若い人たちが店を開きはじめた。ギャラリーがオープンした。駄菓子屋を遊びのスペースをつくっている。今年2月には西東京商工会主催でお店のご主人が専門性を生かして知識や情報を伝える「まちゼミ」も開いた。眼鏡屋でジャズを演奏したり、包丁とぎを実演したり。まちを知る楽しむイベントをつくってきたことが今回のマーケット開催の力になっている。

こうしたイベントに集まってきた人たちが北側と南側の商店街を「回遊」する。それもこのイベントの目的だ。古くからある店舗も新しい店も、やれる範囲で専門をいかし、人が集まるしかけをつくる。それを続けていくことが町の元気につながる。やぎさわマーケットは、なにかが始まっていると期待させてくれた。
(川地素睿)

 

【関連情報】
・やぎさわマーケット(HP)

 

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川地素睿

かわじ・もとえ

 高知県出身。東久留米在住30年近い。法律事務所、旅行業を経てNPO法人に参加。退職後、環境保全の市民運動に参加。高齢者も含めた多世代が関わるまちづくりに関心がある。

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