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市政・選挙

平成最後、桜の下の平和観音慰霊祭 「平和の日」の式典とイベントも

2019年4月14日 北嶋孝
桜の下の平和観音慰霊祭会場

「西東京市平和の日」の[2019年]4月12日午前、市内田無町3丁目の田無山總持寺山門前で、平和観音慰霊祭が行われた。1945年のこの日、米軍機の爆撃のため亡くなった多数の住民を悼んだ。午後は駅前のアスタ・センターコートで平和の日の式典があった。映画「忘れてはいけない記憶 西東京市にもあった戦争」を上映。会場に戦争の記憶を刻むパネルを展示した。

戦争末期、旧中島飛行機武蔵製作所などに空爆が相次ぎ、4月12日には近かった田無駅北口、北原町交差点、保谷町周辺に爆弾が落下し、100人以上の犠牲者が出た。戦後、戦災者慰霊の平和観音像が駅前に建てられ、その後駅前再開発のため総持寺境内に移された。

 

犠牲者を悼み、平和を願って法要が執り行われた
挨拶する小林達哉・平和観音保存会会長

 

慰霊祭で平和観音保存会の小林達哉会長が挨拶。空襲の状況を述べた後、「近代日本で初めて戦争のない年号が終わろうとしています。その平成最後の慰霊祭に、ご遺族はじめ多くの方々にお集まりいただき感謝します」などと話した。地元の女性団体によるご詠歌があり、法要と献花に移った。

会場は總持寺の山門前。参道を挟んで古木の桜が満開の下、午前11時30分に始まった慰霊祭は正午ちょうどに終わった。

旧田無市と保谷市が合併した2001年、西東京市は戦争体験を風化させないよう、爆撃を受けた4月12日を「西東京市平和の日」と定めて、毎年市民と協働で企画を実施してきた。

 

挨拶する丸山浩一市長。手前がパネル展示

 

この日の午後、西東京市と非核・平和をすすめる西東京市民の会による記念行事が開かれた。黙禱の後、丸山浩一市長と鈴木治夫・非核・平和をすすめる西東京市民の会会長が挨拶。西東京の空襲を題材にした絵本「タイムスリップ」(高橋宏幸作)を基にした紙芝居「タイムスリップ」や、西東京市の戦災の爪跡を記録した映画「忘れてはいけない記憶~西東京市にもあった戦争」も上映された。

 

戦災犠牲者に黙禱を捧げる。手前が1トン爆弾の実物大模型
非核・平和をすすめる西東京市民の会の鈴木治夫会長。

 

映画「忘れてはいけない記憶」上映のほか、空襲や戦禍を記録した地図や戦中の町写真などをパネルにまとめた展示会は14日まで。市民らによる歌とギター(13日)、合唱、戦争体験の講話、手話歌(14日)なども披露された。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・4月12日は『西東京市平和の日』です(西東京市Web)
・西東京市平和の日(西東京市Web)

 

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北嶋孝

きたじま・たかし

 ひばりタイムス編集長。旧保谷市時代から西東京市在住50余年。共同通信社を2004年に離れフリーに。小劇場レビューマガジン「ワンダーランド」編集長、在京テレビ局の情報番組コメンテーター、演劇紹介番組「東京舞台通信」案内役などを経て、2015年2月「ひばりタイムス」創刊。

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