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文化 暮らし

歴史ライブラリー「東久留米の戦争遺跡」刊行 戦争を知らない世代にも読んでほしい

2019年7月28日 川地素睿
「東久留米の戦争遺跡」の表紙

東久留米市は、歴史や文化財に焦点を当てた歴史ライブラリーシリーズの第1巻「東久留米の戦争遺跡」を刊行し、7月1日から市の生活文化課(市役所2階)や郷土資料室(わくわく健康プラザ2階)で頒布を始めた。図書館などで閲覧できる。

 

◆ 戦跡を残したい

 

市はこれまで「東久留米市史」や「東久留米のあゆみ」を刊行している。そのうえで「個々の歴史をさらに深く掘り下げたい」(市広報課)と、20年以上にわたって調査・研究してきたことをA4版、97ページ(価格1000円)の本にまとめた。

刊行された「東久留米の戦争遺跡」は、市内にあった海外無線の傍受施設「北多摩陸軍通信所」や「海軍大和田通信隊」、「武蔵野鉄道の引き込み線(中島航空金属専用側線)」などの遺跡や空襲、戦時下の学校の様子などについて写真や資料を掲載、解説している。

市は1984年に「平和都市宣言」を定め、平和への思いを希求してきたが、戦後70数年を経て戦争の実態を知る人が少なくなっていることもあり、市の教育委員会が中心になって歴史ライブラリーシリーズの編集に取り組んだ。

多摩地域には日立航空機立川工場変電所跡(東大和市)や陸軍少年通信兵学校跡地(東村山市)などが残されている。東久留米市には15近くの戦争遺跡があり、「武蔵野鉄道引き込み線跡」「北多摩陸軍通信所跡」「海軍大和田通信隊跡」は市の旧跡に指定されている。

 

◆ 身近な戦争遺跡を歩いた

 

本を読むだけではなくて、近くの戦跡を訪ねてみたいと出かけてみた。

 

市の案内板(たての緑道)

 

東久留米市南沢の竹林公園と自由学園の間の細い緑道は、「たての緑地(緑道)」として散歩や通学路になっている。これが「武蔵野鉄道引き込み線跡」だ。東久留米駅からたての緑地を通り、その終点は現在のひばりが丘団地付近だった。

 

市民の静かな散歩緑道になっていた
鉄塔の点検作業に目を奪われた

たての緑地は住宅と緑が多い緑道になっており、鉄塔も立っている。

歩いた日は日差しが強かったが、木陰に入ると涼しい。鉄塔の点検作業も見た。サーカスみたいで、つい写真を撮ってしまった。
(川地素睿)

 

【関連リンク】
・東久留米市歴史ライブラリー1『東久留米の戦争遺跡』を刊行しました。(東久留米市)

 

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川地素睿

かわじ・もとえ

 高知県出身。東久留米在住30年近い。法律事務所、旅行業を経てNPO法人に参加。退職後、環境保全の市民運動に参加。高齢者も含めた多世代が関わるまちづくりに関心がある。

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