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暮らし

差別反対の声を上げる 東京大行進2015

2015年11月24日 北嶋孝

「差別はいらない」「一緒に生きよう」-。ヘイトスピーチに反対し、差別のない社会をつくろうと訴える「東京大行進2015」に参加した約2500人(主催者発表)が[2015年]11月22日午後、東京・新宿駅を囲む約4キロのコースをデモ行進した。西東京市議会も今年3月、「ヘイトスピーチ対策について法整備を含む強化策を求める」意見書を可決している。どんな人たちが声を上げているのか、この目で確かめようと出かけた。

 

差別に反対する東京大行進2015
差別のない社会を求める「東京大行進2015」(新宿)

 

集合場所の新宿中央公園に昼過ぎに到着したら、午後2時半のデモ出発に向けて、若い人たちが風船やプラカードの準備に忙しい。主催する実行委員会代表の西村直矢さん(35)は「路上で在日外国人らを口汚く罵るヘイトスピーチを見て、この社会が壊れるのではないかと思った。目の前にある差別、ファシズム、不正義に声を上げるのが民主主義だと思う」と行動に踏み出した体験を話してくれた。

デモは4台の車が、それぞれ数百人規模の集団の先頭に立った。赤い風船、小さくてかわいいプラカードに「TOKYO AGAINST RACISM」「NO HATE」「MAKE SOME NOIZE, TOKYO」など英語表記が目に付く。「ヘイトスピーチ、恥ずかしい」「難民ようこそ!」「アベ政治を許すな」と書いたステッカーも見かけた。

参加者はさまざま。出発前の公園ではシニア世代もいたが、路上の隊列を見ると、若い人が目に付く。子どもの手を引いた女性、男性の姿もあった。

車からは大音量の音楽が流れ、マイクを持った若い人たちがラップの掛け声でノリのよいフレーズを繰り返す。「民主主義ってなんだ」「民主主義ってこれだ」と盛り上がるコール&レスポンス。元気がいいと思ったら、安保法制反対運動で注目された学生たち「SEALDs」の車と隊列だった。

 

挨拶する実行委員会代表の西村直矢さん
公園を出発する参議院議員の有田芳生さんら
にこやか、華やか、穏やか
車の上に佐高信さん、辛淑玉ら
新宿駅南口で呼び掛ける
SEALDsらの隊列は若くてエネルギッシュ
看板が重い?
元気なドラム隊
ギョッ!
ギョギョッ !!
楽しく、元気に、みんなで歩こう! 撮影=ひばりタイムス 禁無断転載

 

京王ホテル沿いに歩いて甲州街道に出る。JR新宿駅南口に差し掛かると、ひときわ声が高くなる。旗をふりつつダンサーが踊り、打楽器と金管楽器のユニット「ドラム隊」も続く。行進しながら叫ぶ人、お隣さんと談笑しながら歩く人、道路と歩道を行き来する人も…。

著名人は2台目の車に乗っていた。「のりこえねっと&差別反対東京アクション」と書かれた横断幕が張ってある。評論家の佐高信さん、精神科医の香山リカさん、参議院議員の有田芳生さんらが次々にマイクを握った。

「東京大行進」は2013年に始まり、今年は3回目。代表の西村さんは「笑顔で飛び入り参加してくる方の姿が見られたことが、うれしいハプニングでした。全般的に、参加された方がとても楽しそうに歩いていたこと、昨年までは見かけなかった人も多く見られたことが印象に残ります」と今年の行進を振り返った。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影)

 

【関連情報】
・東京大行進2015 (YouTube)
・東京大行進:「差別いらない」 新宿でアピール(毎日新聞)
・【東京大行進】ヘイトスピーチ・差別反対訴えSEALDsらパレード(画像集)(ハフィントンポスト日本版)
・差別反対東京アクション(twitter)

 

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北嶋孝

きたじま・たかし

 ひばりタイムス編集長。旧保谷市時代から西東京市在住50余年。共同通信社を2004年に離れフリーに。小劇場レビューマガジン「ワンダーランド」編集長、在京テレビ局の情報番組コメンテーター、演劇紹介番組「東京舞台通信」案内役などを経て、2015年2月「ひばりタイムス」創刊。

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