コンテンツへスキップ

特集

PHOTO歳時記

北山公園菖蒲苑のハナショウブが見ごろ【Photo歳時記】

2023年6月8日 鈴木信幸

東村山市野口町にある北山公園菖蒲苑のハナショウブが見ごろと聞いて行って来た。菖蒲苑内の菖蒲田約6,300㎡には約600種、約10万本のハナショウブが今を盛りと咲き競っていた。一部はトトロの森で知られる狭山丘陵(八国山緑地)が借景となり、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 

北山菖蒲苑
ハナショウブが満開の菖蒲苑

 

菖蒲まつり(6月18日まで)が実質4年ぶり(昨年は規模を縮小して開催)に開かれていた。天気が良かったこともあるが、平日にもかかわらずかなりの人出で、休憩所やベンチでは座る場所を探すのが大変だった。

 

北山乙女
一番人気の北山乙女

 

数ある品種の中で一番人気は、ここでしか見られない北山乙女。ここで発見された品種で、名前は一般公募で決められた。丸みを帯びた3枚の外花被は白地に薄紫の線が密生していて、太陽光が強いと白く見える。来苑者の多くが花にカメラを向け、花をバックに写真を撮っていた。

菖蒲田では満開のハナショウブの間をカルガモが雑草を求めて泳ぎ回り、水路には小ブナやメダカが群れていた。

サプライズもあった。ゾウガメが歩いていた。リクガメではガラパゴスゾウガメに次ぐ大きさを誇るアルダブラゾウガメだった。市内に住む飼い主が草を食べさせるために連れて来たのだ。多くの来苑者が「珍しいものを見られた」と喜んで写真に撮っていた。

 

菖蒲まつり
苑内を歩くアルダブラゾウガメ

 

アルダブラゾウガメはインド洋のセーシェル諸島に生息し、約150年は生きると言われ、成長すれば甲羅の長さは1mを超える。このカメは24歳で、甲羅の長さ63㎝、体高30㎝、体重は60㎏。卵からかえったときのサイズは大人の手のひらに乗る程度というから、人間でいえば育ち盛りの青年に当たる。

苑内は飲食物の模擬店や鉢植え植物を売るテントなどが立ち並び、活況を呈している。開苑時間は午前10時から午後4時まで。10日(土)と11日(日)は午後9時まででライトアップが行われる(小雨決行、荒天中止)。

菖蒲苑には西武新宿線東村山駅と西武園線西武園駅からそれぞれ徒歩で約20分、約15分で行ける。道順は少し複雑だが、まつり期間中は道にのぼり旗が立っているので迷うことはない。
 菖蒲まつりへの問い合わせ:東村山市商工会(042-394-0511)
(鈴木信幸)

 

【関連情報】
・東村山菖蒲まつり(菖蒲まつり実行委員会)
・第35回東村山菖蒲まつりを開催します(東村山市)

 

(Visited 696 times, 1 visits today)
鈴木信幸

すずき・のぶゆき

 1950年、福島県会津坂下町生まれ。明治大学法学部卒。新聞記者、労組専従、衆参議員政策秘書などを経て現在、フリージャーナリスト。1980~81年滝山団地、81~97年ひばりが丘団地に住む。西東京市在住。

この著者の記事

連載「PHOTO歳時記」の記事

この連載をすべて読む ›