【編集後記】
衆院選関連記事が多くなった。と言っても、東京19区は西東京だけをカバーしても不十分、小平や国分寺まで足を伸ばす余力はない。悩ましい状況です。せいぜい選挙公報を読んで、書かれていること、いないことを読み取ってください。22日が投開票日です。
TVを見ていたら「高い有効求人倍率はわが党の成果」と強調している某党首がいた。厚生労働省の統計を見たら、8月の有効求人倍率は全国平均で1.52倍、東京は2倍を超えるから確かに高い。ウソではない。しかし本当でもない。倍率は、2009年の0.45から毎年一貫して右肩上がりで上昇していた。さらに見ると有効求人数はその間ほぼ横ばい、求職者数が逓減している。生産労働人口の縮小が、有効求人倍率になっていることを示していた。外国人を閉め出した「一国労働市場」の現象ではないだろうか。
書評「来て! 助産婦さん」を読んでほしい。1950年代ロンドン下町地区の家族や出産をめぐる状況を書きしるしたノンフィクションだ。ほとんどが貧しく不潔。しかし「粗にして野だが卑ではない」人たちのドラマでもある。小さな出版社の貴重な書籍として取り上げた。
(北嶋)