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週刊ひばりタイムス

週刊ひばりタイムス 第236号

2019年11月14日 編集部
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第236号 2019年11月14日(木)

【銅像歴史さんぽ・西東京編 2 】
「キツネ」 地域知る立派な教材に

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 キツネが登場する民話や伝承は全国的に多い。キツネは大抵、人に化けて、人をたぶらかしたり、いたずらしたりする妖しげな小悪党の役回りだ。古くは平安時代初期の仏教説話集「日本霊異記」にキツネが化けた女と結婚し、子どもをもうけた男の物語が登場する。女がキツネだと分かっても、男は「いつでも来いよ、一緒に寝よう」と声を掛け、だから「来つ寝(きつね)」と名付けたと伝える。
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過去と今を結ぶ川 夕空望んだ「スリバチ散歩」

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 夕刻の台地から、東久留米の谷間を望む人垣—。今回が3回目となる「ひばり文化祭」の企画の一つとして、ひばりが丘周辺の「スリバチ(窪地)」をテーマとした講演会とフィールドワークが開催されました。案内役は、多摩武蔵野スリバチ学会会長の真貝康之さん。11月2日午後2時30分、ひばりが丘PARCOを出発し、約30人が立野川・落合川・黒目川の合流点付近の約7キロを歩き、流れの変化や地形から察する過去の土地の姿に思いを馳せました。
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採れたて野菜満載の「宝船」(Photo歳時記)

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 五穀豊穣を願う地元産野菜満載の「宝船」が11月9日と10日、西東京市民まつりの会場となった「いこいの森公園」に姿を現した。採れたての白菜や大根、ニンジンやカブが積み込まれ、舳先に実りの稲穂が垂れる。帆に見立てたネギの緑と白が、秋の日射しを浴びて輝いていた。縁起物の野菜は10日午後、約500人の市民らに無料で「宝分け」された。
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最近の話題記事

「にじみとぼかしは水彩画の得意技」 笠井一男さんがPARCOで水彩ライブ

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 水彩紙にブルーの絵の具がにじむと、青空が一面に広がる。塗り残しの余白が、霞む地平となって浮かび上がる。やがて川面が広がり、アーチ型の橋がじんわりと姿を現す-。西東京市の「ひばりが丘PARCO」が主催する「ひばり文化祭」最終日の11月4日、水彩画家、笠井一男さんのデモンストレーション・ライブが5階の特設会場で開かれた。狭いスペースに100人を超える人たちが集まり、笠井さんの筆さばき、色の広がりを食い入るように見つめていた。
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子どもたち全員が「樹木博士」初段に 東大演習林でアクティブスクール2019

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 西東京市の東京大学付属田無演習林で10月20日、小学生3年~5年を対象に「東大農場・田無演習林アクティブスクール2019」が開催され、小学生と保護者ら12人が参加した。夏の東大農場を歩いて学ぶ「サマースクール」に続いて、秋には9.1haに及ぶ演習林を巡ろうと企画された。「樹木博士」の試験やミニ講座を体験しながら、樹木の果たす役割を学ぶ楽しい一日になった。
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連載 富沢このみの「まち思い帖」第29回 ポイントは「お金」か

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 モノを買うとポイントが付く例は多い。最近は紙のカードからデジタルのポイントに変化し、限られたお店ではなく、さまざまな用 …
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「キヨセdeフェスタ」に出展33事業 3市の女性起業を応援

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 清瀬・東久留米・西東京の3市で起業する女性たちの支援イベント「キヨセdeフェスタ」が11月23日、清瀬市元町の清瀬市男女共同参画センター(アイレック)で開催される。4回目の今年は過去最大の33事業が出展する。
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なかまちテラスに「令」灯る【Photo歳時記】

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 小平市仲町の生涯学習施設「なかまちテラス」の外壁に約3000個のLED電球を使って「今年の1文字」を示すイルミネーションの点灯式が11月2日午後5時に行われた。公民館と図書館の複合施設としてリニューアルオープンした2015年から始まり、世界的建築家の妹島和世氏設計によるユニークな建築物に灯る白色の漢字1文字は、青梅街道の風物詩になってきた。
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たっぷり準備した「準備をしない訓練」 市内初、4校の合同避難所開設訓練

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 台風19号が各地に大きな被害をもたらした翌週の10月19日、西東京市内初の東部地区 4校合同避難所開設訓練が、碧山小学校を会場にして実施された。今回は事前準備が不十分との想定で開く、「準備をしない訓練」の試みだった。実際に近いだけに、日ごろ気付かない事実がいくつも浮かび上がってきた。
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【編集後記】
 西東京市近郊にある銅像を取り上げる連載企画は今回、向台町の市民公園脇にあるキツネ像2体を取り上げました。これは「みどりと歴史の散歩道」として、旧田無市の総合計画で市議会の議決を経て策定された事業の一つでした。その像が、車の行き交う草むらに放り出れた状態になっているのは寂しい限りです。先人の意向と努力を踏まえ、丁寧な扱いと有効な取り組みが求められるのではないでしょうか。
 銅像に限らず、公共施設の統廃合や閉鎖・解体が決まった後、施設をめぐる活動の歴史を、住民とともに共有する作業がしっかりと実施されてきたのでしょうか。田無庁舎の市民広場はあっさり解体されました。旧泉小学校校舎もいまは跡形もありません。市民会館の場合、とにもかくにも閉館コンサートが開かれたのは、それまで会館とともに歩んできた人たちの、せめてもの供養、弔いの儀式だったのかもしれません。中原小学校は、おやじの会が中心になってお別れのイベントを開きました。
 跡地利用計画が前面に出てくるだけでは何かが足りません。保谷庁舎もいま、解体と跡地利用が取り沙汰されています。それだけでいいのか-。キツネ像の原稿を読みながら、保谷庁舎をめぐる市民、職員の多彩な活動の歴史に思いが飛びました。

 子どものころ、北国の秋に年1、2回やって来る台風は、ちょっとしたわくわく体験でした。自宅が城跡の高台にあり、水害の心配はありません。前日は雨戸に板を打ち付けるのが僕らの仕事でした。台風が通り過ぎた翌朝、目が覚めたら公園に直行しました。栗の大木がお目当てです。強風に揺すられて、栗がたくさん落ちるからです。しかし…。まだ暗い内に起きて駆けつけても、辺りにはイガの残骸が散乱しているばかり。競争相手は一足も二足も先行していました。
 いまはこんな牧歌的な風景は見当たらないでしょう。台風の被害は年々広がり、今年は特に規模の大型化と来襲時期の長期化が重なりました。治水対策を長い間手抜きせざるを得なかったツケが、温暖化による気候変動であからさまになってきたのでしょうか。特に埋め立てなどで、新たに造成された地域は要注意です。ハザードマップの点検は必須。地名に、浜、沼、谷、池、浦などが付いていたら、要チェックです。昔の地名を探ると、海や湿地だったと推測できる場合が少なくありません。悲しいかな、自衛のために探索が必要な時代になりました。
(北嶋)


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