「キヨセdeフェスタ」に出展33事業 清瀬・東久留米・西東京3市の女性起業を応援
清瀬・東久留米・西東京の3市で起業する女性たちの支援イベント「キヨセdeフェスタ」が11月23日、清瀬市元町の清瀬市男女共同参画センター(アイレック)で開催される。4回目の今年は過去最大の33事業が出展する。
同フェスタは、2016年に3市の男女共同参画センターが共同で開催したことから始まった。昨年からアイレックが主催となり、企画・運営は清瀬市より事業委託された、起業した女性やこれから起業しようとしている女性を応援する市民団体「キヨセdeプランニング」が担う。
フェスタの出展内容は、パンやジャム、お菓子などのフード系から、ハンドメイドのアクセサリーや小物、マッサージなどのリラクゼーション系まで多岐に渡る。今年参加する33事業のうち、13事業が新たに出展する。「起業したい方の初めの一歩として、多くの方に活用していただきたい」とキヨセdeプランニングの白糸和美さんは話す。
フェスタを経て、力をつけていった出展者もいる。清瀬にあるアロマエステサロン「ルナローム」は、2016年のフェスタ出展後に開店した。今年も出展予定の焼き菓子屋「otto」は、最初の応募段階では屋号も決まっていなかったが、今ではおしゃれなロゴにウェブサイトも持つようになった。出展後、自然と参加者同士が交流を持つようになるといった、どこか温かさを感じるのもこのフェスタの魅力の一つだ。
昨年は504人が来場した。今年も会場内には飲食スペースが用意されている。昨年好評だった「思考動物」のワークショップに加え、今年は楽器を使った親子向けの参加型コンサート「エクリオわくわくコンサート」が開催される。清瀬市にあるアニメ制作会社「ゆめ太カンパニー」による「ハブラシ戦士」の塗り絵コーナーも新たに設けられた。「ハブラシ戦士」はテレビ放映も予定されている。23日(土)は午前11時から午後4時まで開場。問い合わせは、アイレック(電話 042-495-7002)。
(酒井優)(写真はいずれも、清瀬市男女共同参画センター提供)
【関連情報】
・清瀬市男女共同参画センター(アイレック)(清瀬市)
・アロマエステサロン「ルナローム」(HP)
・焼き菓子屋「otto」(HP)
【筆者略歴】
酒井優(さかい・ゆう)
清瀬で育ち、韓国人の夫と娘の3人暮らし。メーカーでの海外業務を経て、結婚のため渡韓。日本帰国後は、育児の傍ら「書くこと」に携わる。ドキュメンタリー、映画、本、ダンスやミュージカルなどアート全般を愛する30代。