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週刊ひばりタイムス

週刊ひばりタイムス 第411号

2023年3月30日 編集部
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第411号 2023年3月30日(木)

小金井公園のオオシマザクラ、ほぼ満開【Photo歳時記】

オオシマザクラ
 晴れた! 降り続く雨で、咲き誇るソメイヨシノを見に行くことが出来なかった週末。火曜日(3月28日)も朝から雨だったが、午後には日差しが戻ってきた。今だ! と思い、日暮れ前の小金井公園に出かけた。

北多摩戦後クロニクル 第13回
1954年 小金井公園が開園 刻まれた戦争の歴史

小金井公園
 1954(昭和29)年、都立小金井公園が開園した。小金井市を中心に一部が小平市、西東京市、武蔵野市にまたがる面積約80ヘクタール(日比谷公園の4.8倍)に及ぶ都内最大の都立公園だ。公園の北側にはゴルフ場「小金井カントリー倶楽部」が広がり…。

最近の話題から

桜
【編集後記】
 今週は小金井公園関連の2本になりました。北多摩戦後クロニクル企画は小金井公園の成り立ちを正面からとらえ、photo歳時記はいまのサクラをしっかり写真と文でつづりました。併せて読むと、一層趣があるのではないでしょうか。
 国語学者の金田一秀穗さんが月刊誌「プレジデント」(web版)で、最近の日本語のあり方を厳しく指摘している文章を見つけました。そのなかで最初に取り上げているのが「申し訳ありません」「申し訳ございません」です。「お詫び・訂正」を数多くやらかしてきたのでつい、目がとまってしまいました。
 金田一さんによると、「申し訳ない」はもともと「申し訳」と「ない」がくっついてできた複合形容詞なので、一部を変えて勝手に「申し訳ある」とするのは誤用だと手厳しく批判します。そう糾弾されると、ぼくはつい「申し訳ありません」と謝りたくなります。それほど誤用が身に染みついているのです。
 そのほか謙譲語の「させていただきます」の多用を戒め、「(上司・先輩には)『ご苦労さま』だけでなく『お疲れさま』も失礼」などなど、敬語の難解・微妙な綾を説明しています。
 最後は、誤用を広める「マナー講師」を槍玉に挙げていました。その例として「目上の人に『了解しました』は失礼。『承知しました』と書くべき」を挙げ、「謎マナー」と嘆いています。
 読み終えてネット検索すると、確かにビジネスの場で「正しい使い方」を説くページが続々と現れます。「申し訳ありません」と「申し訳ございません」の使い分けにはとりわけ力が入っているのか、上位に並んでいました。ある講師は「(誤用との指摘は)『申し訳ない』を一つの形容詞として捉えた場合の考え方です。『申し訳』を名詞と捉えれば、誤用とは言い切れないでしょう」と開き直っているほどです。
 「誤用」も広く流布、定着すれば「新しい語法」に昇格します。「国語」が世界の荒波を受けて「日本語」に変容しつつあるいま、ことばは規範となる「鑑」を横目に見ながら、リアルを生々しく写す「鏡」の役割を果たしていることは間違いありません。種々雑多、魑魅魍魎と言っていいかもしれません。末端の現場でもそう感じる日々が続きます。では、どうする?
 ひばりタイムスの市民ライター講座ではいまのところ、敬語は「敬して遠ざける」と話しています。敬語は重層的な人間関係をそれなりに表現します。しかし報道の場面ではとりあえず、フラットな関係として描いてはどうかという提案でもあります。報道文は文学作品とは異なり、言葉の技法を探究する実験場ではありません。仮想の「鑑」をとりあえず定めながら、現場でそのときどきの解を探す作業を続けるしかありません。難儀、難解ですけど。
(北嶋)
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