小金井公園のオオシマザクラ、ほぼ満開【Photo歳時記】
晴れた! 降り続く雨で、咲き誇るソメイヨシノを見に行くことが出来なかった週末。火曜日(3月28日)も朝から雨だったが、午後には日差しが戻ってきた。今だ! と思い、日暮れ前の小金井公園に出かけた。
江戸東京たてもの園前広場のソメイヨシノは満開。平日の夕方とあって、それほど人は多くなかった。それでも久しぶりの晴れ間に、花見を楽しむ人びとの姿が見られた。
暗くなった帰り、公園東側の「ゆりの木広場」にあるオオシマザクラが気になった。脇の道を通って行くと、すでに真っ白になっている! 例年ソメイヨシノが咲き終わってから開花するオオシマザクラなのに、花の見ごろがこれほど近かった記憶はない。すでに七分咲きになっていた。
前日の光景が信じがたく、翌29日にもう一度確かめに行くと、オオシマザクラは甘い香りを一面に漂わせ、白い花びらが風に揺れていた。鳥のさえずりが聞こえる。見上げると、枝から枝に移り、花をついばむ小鳥の姿が見えた。
公園西端「桜の園」にある「駒繋」(太白)という品種の桜も咲き始めている。レンギョウ、ナノハナ、ヤマブキの黄色の花々も真っ盛りだ。春よ、急いで行かないで!
(卯野右子)
【関連情報】
・小金井公園(東京都公園協会)
・江戸東京たてもの園(HP)
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