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第6回 一市民の立場で活動を積み上げる

 


 冨永雄二さん(統一会派みらい)-共同企画「6人の新人議員たち」 


 

冨永雄二さん

 

原志保 今日のゲストは、西東京市議会、統一会派みらいの冨永雄二議員です。
 まず冨永さんのプロフィールから紹介いたします。1969年、小平市生まれの50歳。明治大学大学院修了。経済学修士。税理士資格を保有。西東京在住14年という冨永さんです。

 

薦められ頼まれて-なぜ市議会に?

 

 まず、市議会議員になろうと思われたきっかけから教えていただけますか。

冨永雄二 実は市議会議員に、自分でなろうと思ったことはないんです。

 ないんですか。

冨永 ないんですよ。私は10年ほど市民活動していて、勉強会に出席することが多かったのですが、そのグループの方々から選挙に出てみないかと、前回の市議選のときから薦められていました。その時はお断りしました。今回も何度も断ったんですが、どうしても出て欲しいと頼まれて、いつの間にかこういう立場になって、自分自身が驚いているところでございます(笑)。

 今回出ることにしたのは、心の変化があったのですか。

冨永 10年近く勉強会に出ていましたと先ほども申し上げました。話題はどちらかというと国政に関することが多くて、少しずつ意識が変わってきたことがあります。もともと人前に出るのが苦手なタイプなので、出馬の決断にはかなり勇気が必要でした。

 

番組出演中の冨永雄二さん(左)とパーソナリティーの原志保さん(右)

 

選挙の大切さを学校で教える-低い投票率

 

 今回の市議選投票率が36.84%で、西東京市になって過去最低を記録しました。この結果についてどうお考えですか。

冨永 いろいろな見方があると思います。議会の臨時会で、確か自民党と公明党さんが取り上げていました。そのとき選挙管理委員会は、これからしっかり広報していきます、と答えていました。実はこの低投票率は全国的な傾向です。西東京市に限ったことじゃないんです。おそらく投票年齢が18歳に引き下げられたことが大きく影響してるようです。4月に統一地方選があります。天候も関係しますが、投票率は軒並み下がってくるのではないでしょうか。全国的な傾向だからそれでいいのかといえば、そうではありません。投票率が高くないと民主主義としてしっかり民意を反映ができません。選挙管理委員会が広報するほか、若い有権者の投票率がとりわけ低いので、小中高校で、選挙の大切さについて、今まで以上に教育していただければならないと思っているところです。

 市民の行政への関心度を上げるには、冨永さんとしては特にどんなことが必要だと思いますか。

冨永 市の側では、市報や議会報など紙媒体の形で定期的発行に取り組んでいます。しかしいまの時代は、インターネットを活用している若い方も増えているので、SNS と動画を今まで以上に活用していくといいと思います。市の公式 Twitter を見ましたが、フォロワーが3500人くらいしかいません。市民の皆さまが関心を持っている情報を提供できているのか、ということでもありますね。あと多分、読んで面白くないんじゃないか。ここはしっかり変えてほしいと思います。それと近々、常任委員会の審議も YouTube で生配信する方向で準備しています。私たち議員も積極的に働きかけていければと思っています。

 

二庁舎体制の解消を-ここは変えたい

 

 市政について評価できる点、改善すべき点をいろいろお話しいただいたんですけれども、その中で一つ改善点を挙げるとしたらどんな所でしょうか。

冨永 一つということですと、一市二庁舎体制、保谷と田無に庁舎が併存してる状態ですね。田無と保谷が合併して西東京市が誕生してからもうそろそろ20年経つというのに、まだ最終的に統合庁舎の場所が決まらない状況は、どう考えても普通ではない。市民の皆さまももちろん不便ですし、行政効率も悪い。私は田無庁舎で仕事させて頂いているんですけれども、市の職員さんが保谷庁舎から田無庁舎に来るのが結構大変なんです。本当に一丁目一番地の問題として解決していただきたいと思います。

 

SNSや動画の活用-情報公開は十分か

 

 市民の皆さんに行政にもっと関心を持っていただくためにも、行政情報を公開して広くたくさんの方に伝えることが必要だと思いますが、冨永さんは現在、情報公開は十分だと思いますか。

(クリックで拡大)

冨永 昔に比べればかなり情報公開は進んできているとは思います。しかしどの水準をもって十分とするかは、一般市民の皆さまお一人おひとりの考え次第だと思いますね。あくまで原則論の話になってしまいますが、公開する側の市が、市民が必要としている情報を的確につかむ努力をして進んで情報公開していかなければなりません。これは本当に原則です。あと請求する側なんですけど、有識者の方から指摘されていることでもありますが、企業が営利を目的として情報公開請求したり、条例に基づいて不開示とされた情報を何度もしつこく繰り返し請求したりするという事例もあります。公開する側もしっかり自主的に公開しなければなりませんし、請求する側もこの辺りのマナーを考えて、ルールに従ってやっていくことが大事なのかなと思います。

 質問がまた重なりますが、情報公開進めるにはどんなことを提案していきたいと思いますか。

冨永 先ほどの回答とも重なりますが、いまの情報公開はあまり機動的ではないので、リアルタイムに情報公開ができるような仕組み、SNSや動画などを活用してやっていくことはどうかなと思います。

 

議員も積極的に関与-空き家対策

 

 分かりました。では前半最後の質問になります。西東京市には空き家がおよそ670件あると言われています。対策について、冨永さんは何かをお考えはありますか。

冨永 空き家は防災上極めて問題です。景観上もよろしくない。先日開かれた市議会臨時会の市報告によると、西東京市が所有する空き家が台風で壊れ、近隣の市民の皆さまの家にぶつかりました。人身事故みたいにならなくて良かったんですけども、それで補償したということがありました。西東京市は昨年3月、市内の空き家の実態調査報告をまとめました。市も動き出して条例を制定するという運びになっていますので、私たち議員も空き家対策に積極的に関与していく必要があると思います。活用の方では、西東京の団体「空き家ラボ」さんが積極的に活動しています。私もそこの勉強会に伺って、お話を聞きたいと思っております。

 

KAN「愛は勝つ」-リクエスト曲

 

 冨永さんから頂いたリクエスト曲をここで1曲、お届けします。冨永さん、リクエストは何の曲を選んでくださいましたか。

冨永 これは私の青春時代、若かりし頃の思い出の曲です。KANの「愛は勝つ」をお願いします。

 どういう思い出があるんですか。

冨永 いま思えば、若い時はまあ、楽しく過ごしていました(笑)。この曲を聴くと、その当時のことを思い浮かべます。今回これをリクエストした一番の理由は、いよいよ御世代わりで平成の時代もそろそろ終わりになります。そこで平成前半の活きのいい歌を流して、皆さまにちょっと勇気をもっていただいて、私も頑張りたいと思いました。

 それではお届けしましょう。KANの「愛は勝つ」。
(曲が流れる)

 

仲のよい犬と猫、釣りは息子と-趣味や休日の過ごし方 1

 

 後半はプライベートなお話をうかがいます。いまご家族とお住まいなんですね。

冨永 母と妻と小学校5年生の息子です。あと家族かどうか分かりませんけれども、犬が1匹と猫が2匹です。

 犬と猫は仲良く暮らせるんですか。

冨永 私も心配してました(笑)。最初に犬を飼っていました。その後、家内が猫2匹を連れて来ました。でも結構、うまくやれますね、意外に。

 そうですか。ご家族で趣味とかでお出かけになることはありますか。

冨永 家族では年に2回くらい旅行に行ったりします。私は家内と出かけるより、どちらかと言うと息子と出かけることが多いかもしれません。

 趣味のところに「釣り」と書いてますけど、これはお一人で行かれるんですか。

冨永 一人で行くこともありますし、息子と行くこともあります。東久留米市の落合川、湧き水が綺麗で平成の名水百選に選ばれているとこがありますが、そこで釣り糸をたれて、小さい魚ばっかりですけど釣れます。釣れたらフライにして食べたりとか(笑)。

 いいですね。新鮮なフライですよね。

冨永 そうなんです(笑)。

 

1日1食、時代が追い付いた-趣味や休日の過ごし方 2

 

 いま食べ物のお話になったのでちょっと気になることをお聞きたいんですけど、長く続けてる健康法、健康維持のためのあることがあるようですね。

冨永 これは、自分で意識してやっているわけではないんです。いま流行りのファスティングですか、絶食みたいなものかもしれませんが、私は1日1食の生活を20年くらい前から続けています。

 エーッ、1日1食ですか。

(クリックで拡大)

冨永 自分自身は健康のためにそうしようと思ったわけではありません。身体に楽な食事をしてたら、いつのまにか1日1食になっちゃったという感じなんです。このごろ時代が変わってきて、カタカナでかっこよくファスティングという健康法の一つとして認知されてきているようですね。いま時代が私に追いついてきたのかもしれません(笑)。

 あらあらあら。そうなんですか。1日1食ってことは、朝昼晩どの時間帯に食べるんですか。

冨永 夜にお酒も頂くので、お酒を頂いた後に食事して、それで終わりです。夜に食べたエネルギーで次の日を暮らすみたいな感じです(笑)。

  もうでも長年続けてるってことは、お昼にお腹すいたりしないんですか。

冨永 お腹が空くことはあまりない、というか、お腹が空く感覚が元々乏しい人間なんです。お腹いっぱいになると眠くなってしまいますよね。なので仕事をやるにあたっても、お腹は空かせた方がいい。というわけで、こういう生活になってしまいました。

 間食もしませんか。

冨永 私は甘いものが苦手で、間食もできないんです。

 エーッ。誘惑に負けたりしませんか。

冨永 逆に甘いものが食べられなくて、自分は不幸せだと思うことがよくあります。旅行に出掛けると特にそう感じます。

 なるほど。すごいですねえ。時代より先にファスティングをやっていらっしゃった冨永さんです。

 

いこいの森公園が大好き-西東京市自慢

 

 西東京市に住んで14年と言うことですが、西東京市の好きなところ、自慢できるところを教えていただけますか。

冨永 いっぱいあると思いますよ。強いて一つ挙げるとすれば、都心に近い場所にありながら緑地がすごく多いことですね。この前、都市計画審議会で大学の先生もおっしゃっていました。都心の近くにありながら緑が多いのは稀有な状態なのでしっかり保存してきましょう、というお話でした。武蔵野っぽくて私はすごく気に入ってます。

 緑が多い場所で、特に好きなところはありますか。

冨永 いこいの森公園が大好きで、自宅が近いので、犬と一緒によく散歩に出かけています。

 そうか、ワンちゃんを飼っていますからね。それと散歩している方も多いですよね。分かりました。

 

 

 

小中学校の英語教育を充実-実現したいこと

 

原 この1年間で実現させたいことを、具体的に教えて欲しいんですけれども…。

冨永 この1年間限定でやらなきゃいけないことで私が感じているのが、小学校中学校の英語教育です。教育指導要領が変わりまして、2020年度からは小学校の英語教育が本格実施になります。あと1年少々しか準備期間がないので、ここを一生懸命働きかけていきたいと思います。

 小学生の息子さんもいますしね。

冨永 この辺りの情報は、公的なところからも民間からも沢山入ってくる立場にありますので、何とか1年間で仕上げてきたいと思ってます。

  それではそろそろお時間が近づいてきました。最後にラジオを聴いてる方に、市議会議員としての決意を、個人的にこうありたいでも構いませんので、教えていただけますでしょうか。

冨永 決意というような大それたことは申し上げられませんが、つい最近まで一市民でした。もともと政治家を目指した人間でもありません。一市民の立場に立って、しっかりと、細かいことから積み上げて、活動していきたいと思っています。

 

◇ひばりタイムスからもう一問

-冨永さんは「NHKから国民を守る党」から立候補しました。選挙公報にも、多くの公約を載せています。しかしいま議会会派の「統一会派みらい」として活動しています。市議会のなかで、公約はどのように果たされますか。関心を持っている市民も多いと思います。ぜひ教えてください。

冨永 「NHKから国民を守る党」はNHKの受信料制度や公共放送としての報道姿勢などの問題に取り組む政治団体です。NHK問題の取り組み方以外には所属する地方議員の活動には個人の自由が保障されていていますので、そういう意味では私は議会では限りなく無所属に近い立場の議員だと言えるかもしれません。
 現在NHKから集金を委託されている業者と市民の皆様とのトラブルが絶えない状況ですので、「NHKから国民を守る党」の所属議員としては、先ず夜間契約・集金の規制を目指す活動をしていきたいと考えています。
 西東京市には地元固有の問題があります。長期的な視点に立って進めていかなければならない課題ばかりです。「統一会派みらい」の所属議員としては、とりわけ少子高齢化に伴う社会福祉や教育の課題解決に向けて地道な活動をしていく予定です。この度の代表質問の関連質問では「小中学校の英語教育」と「生活保護の(職員)体制」について取り扱わせていただきました。
 最後になりますが、市民の皆様には私がNHK問題と本市固有の問題にあわせて取り組む議員だということにご理解を賜れれば幸いです。

 

◇インタビューを終えて
 正直、番組中は議会で話す時よりかなり緊張しました。ラジオ番組に出演だなんて人生初(最後?)でして、貴重な経験をさせていただきFM西東京様とひばりタイムス様には大変感謝しております。
 最も印象的だったのは、番組のスタッフの皆様が、私があまりにも普通の人過ぎて驚かれていたことです。実はその様子を見た私の方が驚きましたが。この度は重ね重ねありがとうございました。(冨永雄二)

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【関連情報】
・冨永雄二 市民相談窓口(電話 090-8508-1508)

 

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