コラム-百音風発

 


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  百音風発(評論家・師岡武男)

 

師岡武男さん

労働ペンクラブから贈られた表彰状とトロフィーを持つ師岡武男さん(自宅で)

 

第31回 誰もが安心して社会保障を受けられる国へ―財源はある(2023年1月19日)New !
 日本経済の問題点を長年報告したり論じたりしてきて、今96歳の私が一番大事だと思う経済課題は、社会保障の充実である。私自身の生活は、寝たきりの体にならない限り、社会保障のお陰で、独居老人でも幸い何とか暮らしていける。しかし…

 

*連載コラム「百音風発」が単行本に 師岡武男著「『対案力』養成講座」出版(2021年3月9日)
 ひばりタイムスの連載コラム「百音風発」に書き下ろしなどを加えた師岡武男著「『対案力』養成講座」(言視舎)が2022年2月末に出版された。格差と貧困をもたらした新自由主義に抗して、日本経済の再生をめざす新たな経済政策を提唱している …

*師岡武男著「『対案力』養成講座」に日本労働ペンクラブ賞 ひばりタイムス連載コラムを収録( 2022年1月18日)
 ひばりタイムスの連載コラムなどをまとめた師岡武男著「『対案力』養成講座」(言視舎)がこのほど、労働問題などの分野で優れた著作に与えられる「日本労働ペンクラブ賞」を受賞した。(写真は、賞状とトロフィーを持つ師岡武男さん。 …

 

第30回 私の日本経済論―豊かな福祉国家をつくるために(2022年4月20日)
 基本的な仕組み 1:経済とはモノ(財・サービスの実物)を生産して利用する活動であり、人類発生以来の営みである。 2:モノの生産にも利用にもカネ(貨幣)が必要であり、金融経済の制 …

第29回  「生活小国」から脱け出そう 社会保障充実を軸とする成長経済へ(2022年2月7日)
 30年前と同じ課題  日本経済にはかつて「生活大国5か年計画」というものがあった。それを振り返ってみると、今や日本は大国どころか「生活小国」になってしまった、と思わざるを得な …

第28回 「新しい資本主義」には政府のカネと力を(2021年12月27日)
  新鮮な標語だが  コロナ禍とデフレ下の総選挙が終わり、新内閣の政策も与野党の公約も出揃って、政治も経済も新しい段階に入った。…

第27回 成長も分配も必要―それには積極財政が肝心(2021年11月7日)
 総選挙の時に盛んに使われた「成長」と「分配」というキーワードを軸にして、今後の経済政策の在り方を考えてみたい。…

第26回 総選挙の最大の争点は積極財政―財源は必要なだけつくれる( 2021年8月25日)
 秋の総選挙が近づいてきた。この選挙で、各政党の政策公約に大きく掲げてもらいたいのは、コロナ対策とデフレ対策としての大幅な積極財政だ。それが今後の日本経済の将来を切り開くための、重要な対案で …

第25回 何を作って成長経済を実現するか―五輪後の救国財政の中身の問題(2021年7月24日)
 経済活動の内容は、大別するとモノ(財・サービス)を作って使う実体経済と、そのために必要な貨幣を運用するマネー経済で組み立てられている。両者は密接に絡み合っているが、国民の生活にとっ…

第24回 生活の非常事態へ政府のカネをもっと使え 一律給付の追加実施を(2021年5月3日)
 日本の国民生活は、いま非常事態にある。コロナ禍による健康・経済不安と、デフレ絡みの経済崩壊の危機が深刻化しているためだ。政府がそれを認識しているなら、非常時対策を緊急にとらなければ…

 

第23回 おカネの造り方について
 おカネは漢字では貨幣とか通貨と言い、法律でも使い分けているが、英語ではどちらもマネーだ。おカネについて世間では、「経済活動の血液」「命の次に大事なもの」「カネは天下の回りもの」な

第22回 「大きな政府」という言葉について
 日本の生活・生産を再建するために「大きな政府」が必要だと提唱する小論を書いたが、「大きな政府」という言葉はあまり聞き慣れないものかも知れないと思うので、付言しておきたい。

第21回 「大きな政府」で日本の生活・生産を再建する
 日本経済は「失われた20年」とか「平成不況30年」とも言われる停滞続きと、今年からのコロナ不況が重なって、深刻な不安にさらされている。それは年末から来年にかけてさらに悪化するとみてよいだろ …

第20回 いま日本に必要なこと―二大不安をなくしましょう
 このままでは、日本は安全と安心を持てない国になってゆきます。  国のカネをどんどん使って、災害と貧乏から脱け出しましょう。  政府・日銀は問題解決への打ち出の小槌を持っています。生かすの …

第19回 安全、安心、今年はどうなる―戦争とアベノミクス―
 地球上どこに住んでいても、人々の何より先の願いは安全と安心の生活の確保だろう。日本という国の私たちにとっても、新年の計の基礎は先ずそれではないか。今年はその点でどうか。

第18回 大きな争点としての消費税増税問題
 今度の総選挙は、入り口の段階で、「政権選択」を目指す野党再編成のドラマが大騒ぎになったが、それが一段落すれば、政策公約の争点に有権者の関心が高まっていくだろう。その一つが消費税増 …

第17回 日本経済の前途――好論文のお薦め
 日本のように生産能力が高くて勤勉な人の多い国で、国民が豊かな経済生活を実現することは、常識で考えれば、少しも難しいことではない。経済生活とは、生活に必要なモノ(財物)とサービス( …

第16回 子孫に豊かな日本を遺すために必要な財政政策
 日本の財政政策の決まり文句の一つに「子孫にツケを回すな」というのがある。財政赤字対策の国債発行は、親の不始末を子孫に負担させるものだという「警告」である。子孫に迷惑をかけたくない …

第15回 アベノミクスの何が争点か
 国民生活の安全・安心確保の立場から参院選挙の争点を考えると、身近な生活については経済をどうするか、やや長期的な大問題として安保関連法、平和憲法、沖縄基地のあり方をどうするかなどの …

第14回 最大の争点はやっぱり「生活」
 天災と人災が引っ切り無しに起こりながら、その予防策も修復事業も遅々として進まない。安倍政権は、デフレ克服・経済優先を言いながらその成果は乏しい。本気の目標は新安保体制と憲法改正の …

第13回 「憲法改正」を争点にしたいが―
 世界中の政治、経済、社会が荒れ模様の中で、私たちの日本はどうなるか、どうすべきか、という不安感が国民の間に広がっているのではないだろうか。世界の中の日本ではあるが、日本が自主的に …

第12回 行き詰まるアベノミクス
 2015年の実質賃金が4年続きのマイナスになって、改めてアベノミクスの行き詰まりが注目されている。恐らくこれからも、賃金、物価、経済成長などの、どの数字も停滞を続けるだろう。国民 …

第11回 消費税引き上げ再延期も?
 安倍政権の政策を大まかに政治政策と経済政策に分けて観察してみると、どちらにも刺激的で興味深い言葉が並んでいるのだが、それぞれに、つじつまの合わない内容があって「成り行きを注目」せ …

第10回 消費税の問題点-軽減税率の財源に対する「穴埋め」とは何か
 消費税の軽減税率のための財源の「穴埋め」が大変だと言う者がいる。穴埋めとは、一体なんのことか。どこにどんな穴があいたのか。消費税の新しい山(3%の増税分)に、小さな窪みができただ …

第9回 「選挙対策」と「人気取り」とジャーナリズム
 政府の政策や政党の公約に対してよく使われる「選挙対策」という評言は、たいてい褒め言葉ではなく、貶し言葉として使われる。「人気取り政策」となると、もうはっきりした悪評だ。来年の参院 …

第8回 アベノミクスへの代案が必要
 政府の政策への反対論があると、政府やその応援団が言う決まり文句は「なんでも反対」ではなく、責任のある代案を出せ、という逆襲だ。これが、世論対策としてかなり有効なセリフだからである。 …

第7回 「デモの民主主義」の復活
 8月30日の国会前を埋め尽くしたデモの写真を、新聞やテレビやネットで見た人は、まず「凄いな」と感じただろう。年配の人なら「60年安保以来だ」とも思ったに違いない。人数については、主 …

第6回 明るい未来―孫の世代の経済
 経済問題について、明るい話題はほとんど見聞することができなくなった。というより、暗い話ばかりである。生産面では、日本など先進国の停滞と中国など発展途上国の成長頭打ち、分配面では貧困 …

第5回 「経済成長」は可能なのか必要なのか―現状と課題
 5月の消費関連経済指標(速報値)を、前年同期と比べて点検してみよう。名目賃金は0.6%増加、消費者物価は0.5%上昇、実質賃金は0.1%減少、実質家計消費支出は4.8%増加となった …

第4回 4月以降の物価・賃金・消費から占うアベノミクス
 4月以降の物価、賃金の数字が要注目だ。なぜかというと、1年前と比べて、物価では消費税による値上がり分が共通となり、賃金はアベノミクスによる増額分が上乗せされるからだ。つまり消費生活 …

第3回 世界一の福祉都市へ?
 2015年度に入った。国民の生活にとって、アベノミクスの行方は大きな関心事の一つだが、もっと直接的に医療、介護などの社会保障の悪化の心配がある。国民全体に、安心・安全への不安感が …

第2回 地方自治と労使自治―その実態
 地方自治という言葉は誰でも知っているだろうが、「労使自治」は一般にはあまり聞きなれない言葉かもしれない。昨年の春闘で安倍政権が賃金引き上げの勧奨を強めてから、労使関係者がよく使う …

第1回 地方創生ってなんだ
 ひばりが丘団地に住んで50年余りになる。この借家が、多分「終の棲家」になるだろう。初めの40年余りは東久留米市民だったが、この10年足らずは建て替えにより西東京市の住民に登録 …

 

 

 

 

 

 

 

 


* 随時掲載します。

 

 
【筆者略歴】
 師岡武男(もろおか・たけお)
 1926年、千葉県生まれ。評論家。東大法学部卒。共同通信社入社後、社会部、経済部を経て編集委員、論説委員を歴任。元新聞労連書記長。主な著書に2021年2月刊の『『対案力』養成講座』(言視舎)、『証言構成戦後労働運動史』(共著)などがある。 

 

 

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