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第5回 憲法の生存権が生きる政治を市政から

 


 中村駿さん(日本共産党)-共同企画「6人の新人議員たち」 


 

中村駿さん

 

原志保(パーソナリティー) 今日のゲストを紹介いたします。西東京市議会、日本共産党の中村駿すぐる議員です。
 まず中村さんのプロフィールを紹介させていただきます。1987年長野市生まれの32歳。国立長野工業高等専門学校電子制御工学科卒業。大手電機メーカーに4年間勤務した後、尚美ミュージックカレッジ専門学校ユーフォニアム専攻へ。卒業後は、楽器の営業販売会社に勤務。2017年の都議選で、西東京選挙区候補になりました。現在は日本共産党西東京市青年暮らし対策責任者でいらっしゃいます。

 

ユーフォニアムって?

 

 漢字が多くてちょっと驚きました。まずは気になったところを伺います。ユーフォニアム専攻と紹介しました。このユーフォニアムは楽器の名前なんですか。

中村駿すぐる  そうです。ユーフォニアムは、ほぼ吹奏楽でしか使われない楽器です。知ってる方は、ご自身が吹奏楽やってたとか、お子さんやお孫さんが吹奏楽やっているとか、そういう方ぐらいしか知らないかもしれませんね。楽器自体は130年くらい前に作られた、比較的新しい楽器です(1840~50年代に楽器の原型が開発・製作され、その後に改良が加えられ1890年前後に今の形になったと言われています)。音が出しやすくて、とても豊かな丸い音が出るのが特徴です。

 ネクタイピンがトランペットみたいな形ですけど、それがユーフォニアムですか。

中村 そうです。これがユーフォニアムという楽器のシルエットです。

 トランペットみたいな感じですか。

中村 発音原理はトランペットと同じです。トランペットのオクターブ下の楽器になります。

 

番組出演中の中村駿さん(右)とパーソナリティーの原志保さん(左)

 

安保法制の強行採決をきっかけに-市議になったのは?

 

 では中村さんにお話を伺っていきます。まずはなぜ、市会議員になろうと思われたのですか。それから教えていただけますか。

中村 そうですね。いろんなきっかけがありました。私の両親は共産党員でした。両親が党員なら私も共産党に入らなきゃいけないということでは全くないんですけども、両親の活動を見ていたり自分自身もそういう活動のお手伝したりするようになって、やっぱり今の政治はおかしいと、国政レベルですけども、思っていました。18歳になって入党しました。その時はまさか、自分が議員に立候補するとは全く思っていませんでした。しかし決定的に気持ちが変わったのは4年前、2015年9月の安保法制(=戦争法)の強行採決でした。そのとき、いまの政治はおかしい、変えていかなくてはいけないと強く思いました。それと、都議会議員選挙ですね。2017年の都議選に立候補しないかという話があって「ぜひ挑戦してみよう」と思ったのがそもそもの議員になろうと思ったきっかけです。その都議選は残念な結果でしたけど、その後の市議選に今度はぜひ出させてくださいということで、こういう結果になりました。

 

議会・市政のことを常に発信していく-低い投票率

 

 いろいろあるんですね。では、市政や市議会について伺いたいと思います。今回市議選の投票率が36.84% で、西東京市になって過去最低を記録しました。この結果について中村さんはどうお考えですか。

中村 やっぱり低いですよね、率直に言って。原因はいろいろあるとは思うんですけども、やっぱりこちら側が選挙の焦点をうまく作れなかったということもあります。市民の皆さんにもっと政治や市政に関心持ってもらえるように、この4年間工夫していかなきゃいけないと思っています。

 市民の行政の関心度を上げるには、どんなことが必要だと思いますか。

中村 まずは自身が、市民の目に見える活動をすることだと思います。街頭演説とか宣伝もそうですけど、ニュースを発行したり Twitterや Facebook でも、私もやってますけども、いま市議会の中でこういうことが問題になってます、と常に発信していくことが重要だと思っています。

 

市民の意見を聞く-ここは変えたい

 

 市政について、評価できる点、改善すべき点があると思います。ひとつ、改善点を挙げるとしたら、なんでしょうか。

中村 他の議員のみなさんも言うかもしれませんけど、例えば今は統合庁舎の問題とか、保谷庁舎の取り壊し計画に関連してサウンディング調査をしたりしています。白紙撤回になりましたけど、3館合築の問題もですね。いずれも市民合意というか、市民の意見をしっかり聞いているかというと、実態はそうなってないと思うんです。いろいろ決める前に、ちゃんと市民の意見を聞いて決めていくように改善していきたいと思います。

  市民に行政に関心を持っていただくためにも、行政の情報を公開して、広くたくさんの方に伝えることが必要だと思いますが、現在情報公開は十分だと思いますか。

中村 資料開示という面ではいいと思います。しかし今申し上げたような、例えば市民会館の話や先ほどの保谷庁舎の問題は、事前情報と言うか、検討段階での情報公開は残念ながら十分ではありません。そういった意味での情報公開は強めていく必要があると思ってます。

  情報公開を進めるためには、どんなことを考えていけばいいと思いますか。

中村  市民との交流会といいましょうか、市民の意見を聞く会をもっと持って、こちらから出すべき資料も出しながらともに考えていくことですね。政党の立場は関係なく、市民の皆さんの意見を聞いて、議会としても合意形成の形を図っていくことが重要です。それと情報公開を含めて、是非進めていきたいと思います。

 

地域コミュニティー活性化につなげる-空き家対策

 

 では前半最後の質問になります。西東京市には空き家が約670件あると言われています。対策として何かお考えはありますか。

中村 今度の議会に、空き家条例が上程されています。空き家にはいろんな問題があります。防災という面でもそうですし、その空き家の解決の仕方によっては、地域コミュニティーの活性化にもつながると思います。そういう方向につながるような対策をぜひしていきたいと思います。

 

オペラ「カルメン」より「花の歌」-リクエスト曲

 

 ここで中村さんから頂いたリクエスト曲をお届けします。 中村さん今日リクエストはどういう曲ですか。

中村 フランスの作曲家ビゼーのオペラ「カルメン」より「花の歌」です。

 オペラの曲ですか。

中村 そうです。

  中村さんはオペラはよく聴きますか。

中村 クラシック音楽全般を聴きますが、そのなかでオペラもよく聴いたり見たりしています。

 今日は CD を持って来て頂きました。家にはそういった CD がたくさんあるんでしょうか。

中村 もう何百枚もあります。実家も含めると多分1000枚を超えていると思います。

 そうですかあ。その中からあえてなぜ、この曲を選んのでしょう。

中村 「カルメン」はオペラの中でも多分、いちばん有名な楽曲です。誰もが聞けば分かる曲、知ってる曲がたくさん入っています。ただこの「花の歌」は、その中ではそれほど有名な曲ではないんですけれども、テノールという男声の比較的高めの声で歌う愛の歌です。主役の女性カルメンに対する愛を歌っている曲で、とっても好きな曲です。

 それではお届けしましょう。オペラ「カルメン」より「花の歌」。 
(曲が流れる)

 

ロードバイクとマラソン-趣味や休日の過ごし方

 

 後半はプライベートなお話を伺っていきたいと思います。中村さんは音楽の他に、ロードバイクにも熱中していたんですか、それとも熱中されているんですか。

中村 現在進行形です。バイク競技用のドロップハンドルって言われる、あのちょっと曲がったハンドルの自転車ですね。それに乗って1日100kmから200kmぐらいは休日に走っています。

 コースを決めてどこまで行こうと走ってるんですか。

中村 去年は奥多摩町の奥多摩湖まで行って帰ってきました。総走行距離はだいたい150㎞ぐらいだったと思います。

 一番遠くてどこまで行ったことがあるんですか。

中村 選挙のパンフレットにも書きましたが、実家の長野市まで、善光寺の辺りが実家なですが、そこまで240 km、ロードバイクに乗って1日がかりで帰ったことがあります。

 1日で240 kmも乗り続けてたどり着いたんですか。

中村 はい。

 休憩をもちろん挟みますよね。明るい時間帯に走ったんですか。

中村 その日は確か、朝4時か4時半ぐらいに出て夜の7時くらいに着きました。

 一人で走り続ける、音楽も聴かずに、ひたすら道をまっすぐ…。

中村 そうです。

 すごいですね。迷ったり、何かハプニングとかはなかったですか。

中村 群馬県と長野県の県境の峠越え、その碓氷峠がやっぱり一番辛かった。何度諦めようと思ったことか…。

 諦めずにゴールまでたどり着けたその理由って何ですか。

中村  何ですかね。ロードバイクとあともう一つ、フルマラソンも3回完走したことがあります。フルマラソンも諦めずに行こう、やろうという精神が何よりも重要です。その精神が生きたのかなと思っております。

 音楽好きな方には普通「静」のイメージ、あまり運動されない感じがします。ところが中村さんの場合は「静」と「動」の両方を持っているんですね。

中村 よくお気づきですね。実は長野高専の学生時代、ある先生が授業の雑談の中で、趣味は「静」と「動」の両方あったほうがいい、とおっしゃたんです。定年間近の先生でしたが、なんかその先生の言葉がすごく頭に残りました。最初は音楽系の趣味がほとんどでした。しかし先生の言葉を思い出して、いつの日か「動」の趣味を何かやりたいなと思っていたんです。まず先にロードバイクを始めました。その半年後にフルマラソンも走ってみたいと思って始めました。

 フルマラソンに挑戦したのは、大人になってからなんですか。

中村 そうです。小中学生のとき、体育の成績がそれほどよいわけではありませんでした。だいたい(5段階評価の)3ぐらいでした。でも持久力にはなんとなく根拠のない自信がありました。それで社会人になってからフルマラソンに挑戦してみようと思いました。フルマラソンを初めて完走したのが22歳のときです。それから3年連続で完走しました。

 楽器を吹いている方は、肺活量がものすごくあると聞いたことあります。それも関係してるんですか。

中村 フルマラソンを走るのに必要なのは、肺活量よりも、効率的に筋肉を使うことではないでしょうか。私も実際肺活量が人より長けてあるのかというと、多分そんなにないと思いますよ。

 音楽が好き、自分で実際に体を動かすのもお好き。その両方お好きな方はあまりいない感じでした。

中村 高専の先生が雑談で言ってた言葉が、私の人生を変えたのかもしれませんね。

 中村さんの今日の服装見ても、ワイシャツには赤と白の縦縞のストライプが入っていて、胸には赤いチーフを入れています。なんか情熱的な感じがしますね。

中村 ありがとうございます。実は選挙に向かうなかの会議で、テーマカラーを決めようということになりました。それでテーマカラーが赤になったんです。選挙期間中、赤のイメージでしたので、当選後も基本的には赤をどこかに着用しています。

 赤いものを身に着けるとテンションが上がりますか。

中村 そうですね(笑)。

 

 

 

 

住みやすく、暮らしやすい-西東京市自慢

 

 わかりました。中村さんは西東京市に住んでからどれぐらい経ちますか。

中村 6年になります。

 どの辺りによく出没されるんですか。

中村 ひばりヶ丘駅前が多いですね。住んでるのが谷戸2丁目ですので、駅まで歩いて7~8分です。

 西東京市の自慢できるところ、好きなところを教えていただけますか。

中村 共産党は各議員ごとに活動地域を定めています。私は北は谷戸から、南は向台町の辺りまで、駅で言うとひばりヶ丘駅と田無駅が入ります。ひばりヶ丘駅も田無駅の周辺はもすごく買い物がしやすい、住みやすいところだなあと、つくづく思いますね。 田無駅前のアスタの地下に行けば、食品店がすごくあるじゃないですか。そういう光景を見て、住みやすいところだと思います。

 特によく出かけるお店とか、お勧めの場所はありますか。

中村 そうですね。近所だと、いこいの森公園はすごくのびのびとしてていいですよ。そうかと思えば、市民祭りの時は、普段のいこいの森とは思えないぐらいの賑わいを見せてくれます。そういった意味でも面白い場所だと思います。

 ひばりヶ丘駅前のパルコには行きますか。

中村 はい。もうよく出没してます(笑)。 駅前もどんどん変わってきてます。今度駅北口もバスが通るようになって、光景が変わると思います。商店街の方々の声、要求もぜひ聞いていきたいと思います。

 

 

学校給食費の無償化と「ポケット労働法」の配布-実現したいこと

 

 この1年間で実現させたいことを具体的に教えていただけますか。

中村 1年間というよりは今回の任期の4年間でということになりますが、ここで言いたいのは2点です。1点目は、学校給食費の無償化を目指したいです。無償化まで行かなくても、一部助成や一部無償化はぜひ実現したいと思います。それと、共産党が国政でも取り組んでることですが、ブラック企業、ブラックバイトをなくしたい。社会問題になっている状況です。このブラックバイトをなくしていくためにも、「ポケット労働法」という、労働基準法や労働の関連法のポイントをまとめた冊子が市で発行されています。それをできれば中学校の卒業時に配るようにしたい。すぐにはなかなか実現できないかもしれませんが、4年の間にぜひ実現のために尽くしたいと思っております。

  それはいいアイデアですね。みんなに広めていきたいですね。

中村 ありがとうございます。

 そろそろ時間が近づいてきました。最後にラジオを聴いてる方に、市議会議員としての決意でも構いませんし、個人的な目標があればそちらでも構いませんので、教えていただけますか。

中村 これまで言えなかったことがありますので、それを最後にお話したいと思います。憲法には生存権「すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有している」という条文があります。しかしいま、この生存権の理念と精神がないがしろにされていると思っています。ですので、この憲法の生存権が生きた政治を、市政からも発信していきたい。これは、私が議員になりたいと思ったきっかけでもあります。共産党は市政から都政・国政まで一貫した政治理念、政治信条を持って活動しています。ですから市政が変わることは、国政を変えていくことにも繋がります。社会保障、社会福祉政策充実のために力を尽くしていきたいと思っております。是非市民の皆さんからも要求などありましたらお寄せください。

 

◇ひばりタイムスからもう一問

-国政レベルでは「野党共闘」が掲げられています。市政でこの方針はどう具体化されるのでしょうか。お考えがあれば聞かせてください。

中村 国政レベルの野党共闘のような枠組みが、市政でもすぐにできるかというとそれはまた違った話になります。しかし、「当面の政治課題で一致できる主張・政策」を市政問題でももっとつくり、追及していければ、市政でも野党共闘のような枠組みができると思いますし、ぜひそうしていきたいです。「野党共闘」ができる前提として、共通政策のようなものが必要です。まずは他会派や無所属の議員と話す場を持ち、一致点をお互いに確認することが重要です。その一致点に基づいて、市議会でも共闘を目指していきたいです。様々な課題はありますが、市政でも野党共闘が前進するよう頑張ります。

 

◇インタビューを終えて
 2月28日に本会議で初質問(代表質問の関連質問)に立たせて頂きました。ラジオ出演時にお話ししました「学校給食費の無償化」「ブラック企業・ブラックバイト対策」も取り上げました。
 限られた質問時間ではありましたが、私としては言いたいことを凝縮して市に投げかけました。しかし、一朝一夕で市の姿勢はなかなか変わりません。政治を変えるには、より多くの現場の声、当事者の声が必要です。私が今後の議会で粘り強く意見を言い、市の姿勢を変えさせていくためにも現場の声、当事者の声が何よりの力になります。
 住民の切実な声を行政に届ける、暮らし・福祉が第一の政治に転換することが日本共産党が全国の地方議会・地方政治で掲げている大テーマです。
 日本共産党 西東京市議団として生活相談・法律相談なども開催しておりますので、お困りのことや市政への要望などございましたら、ぜひお声がけください。今後とも宜しくお願い致します。(中村駿)

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