第5回 武蔵関公園


加納 藤夫(西東京市下保谷在住)


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 東伏見アイスアリーナは、知る人ぞ知るスケートリンクのメッカです。
 西武新宿線の東伏見駅沿いに隣接するこの施設からさらに石神井川方向に下っていくと、今回の武蔵関公園があります。瓢箪型の池を一周するように散歩道が整備されており、コンパクトにまとまった手軽な公園になっています。

 この池の水は、隣接する石神井川からポンプで取水されています。瓢箪型の中央を渡すように橋が架けられており、片方はボート乗り場になっています。鳥くんたちは手慣れたもので、ボートを避けるようにすいすいと余裕で泳いでいきます。(笑)

 公園には小さな運動場があり休みの日にはボールを蹴って遊ぶ子供達、遊具で遊ぶ幼子の喚声が響きます。この季節、花見の季節が近づいて桜の蕾も密やかに佇んで満開の夢を見ていることでしょう。お父さんたちの楽しみは花よりお酒、その頃には顔がサクラ色に染まっているかもしれません。(笑)

 ところで 記事を急ぐあまりすっかりこの公園の主を忘れていました。ボート乗り場とは反対の、池の島の中央に鎮座するのが立派なメタセコイヤの大木です。あともう一つの主役(脇役)かもしれませんが、石神井川です。早稲田大学のサッカー場、野球場、武蔵関公園に沿って流れ、ある意味、この池の心臓みたいなものです。昔は魚も棲めない川でしたが、だいぶ綺麗になったみたいです。第三土曜日にはホタルの会がゴミ拾いの活動をされてます。石神井川がもっと綺麗になり、公園ももっと綺麗なることを願って止みません。

 

 

 

 

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* 毎月第4木曜日に掲載します。次回は3月22日(木)の予定です。

 

 

 【筆者略歴】
 加納 藤夫(かのう・ふじお)
 1960年(昭和35年)島根県生まれ。西東京市下保谷在住。 島根県立矢上高校卒業後、大阪電子専門学校、フリーター、大学受験 、心臓の手術と闘病生活を経て現在、グラウト注入工事の職人として新国立競技場の建設に携わる。アイデアを考えることが好きで、そのせいか現在の仕事でゼネコンと会社と私で特許を取得。趣味は写真撮影。基本なんでも興味があり、いろいろチャレンジしたい。

 

 

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