市民広場は解体され、5階建ての仮庁舎建設工事が間もなく始まる

 西東京市の田無庁舎市民広場で仮庁舎整備事業が進んでいる。ところがこの事業費は、これまで市民や議会に説明していた18億8400万円がさらに膨らみ、総額21億2000万円に上ることが、西東京市議会の審議で明らかになった。増えた分は2億3600万円。市は「保谷庁舎からの移転に伴う関連経費」と説明している。3月13日の予算特別委員会で田村広行氏(無所属)が質問した。

 西東京市議会の庁舎統合方針検討特別委員会(遠藤源太郎委員長)が[2016年]12月15日開かれ、「委員会としての意見は集約に至らなかった」などの報告書案を了承した。その後、9月議会から継続審議となっていた、仮設庁舎を田無庁舎市民広場(中庭)に建設しないよう求める陳情2件を不採択として、10分足らずで閉会した。(写真は、5階建ての仮庁舎建設が想定されている田無庁舎の市民広場)