武蔵野市は2023年11月に吉祥寺本町4丁目の「旧赤星鉄馬邸」を期間限定で一般公開した。2022年に国の登録有形文化財(建造物)になった「旧赤星鉄馬邸」と庭園の公開は今年5月に続いて2回目。アントニン・レーモンドが設計した旧赤星鉄馬邸と、緑豊かな庭を利活用し、この環境を将来に残していくための市のプロジェクトが昨年から進められている。

 空き家の利活用が言われて久しいが、なかなか進んでいない。今回は、4つの空き家活用をレポートした。空き家の活用は、更地にしてアパートや貸家収入を得るのにくらべれば、手間とコストが掛かるものの、コミュニティの復活、新しい才能の開花などにとても有効だ。空き家を持て余している方、是非、一歩踏み出して欲しい。

 大規模災害時の生活用水を確保するため井戸の調査と普及を進めてきた小平市の市民団体「小平井戸の会」が11月からNPO法人として再出発した。現地調査を基に市内全域の「井戸マップ」を作成し、都内の全区市を対象に災害用井戸に関する施策調査を実施するなど、全国的にも極めてユニークな活動を展開してきた。今後、他市に比べて井戸整備が遅れている小平市に市有の災害用井戸設置を働きかけていくとともに、他の地域とのネットワークづくりを進めていく。

 ごみの資源化に長年取り組んできた元保谷市議の坪井照子さんが9月23日、老衰のため都内の老人ホームで死去した。91歳。静岡県掛川市出身。自宅は西東京市ひばりが丘北4丁目。葬儀・告別式は9月30日、同市ひばりが丘1-6-1のシティホールひばりヶ丘で行われた。喪主は長男毅さん。

 多摩地域の地下水から発がん性の疑いがある有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が高濃度で検出され、市民の不安が広がっています。東京都は多摩地域の一部井戸の利用を中止し、独自の対策に乗り出す自治体も出ています。そもそもPFASはなぜ多摩地区の水源となる井戸に混入したのでしょうか。災害対策として井戸の調査・普及に努めてきた市民団体「小平井戸の会」代表の金子尚史さん(80)の寄稿を掲載します。(編集部)

 台風やゲリラ豪雨などで水害の不安も高まるなか、西東京市図書館による講演会「西東京市の自然地理 都市水害とヒートアイランド」が9月2日、柳沢公民館で開かれた。講師の原芳生・大正大学名誉教授は1950年代から長く旧保谷町・市に住み、自宅が床上浸水の被害に遭ったことも。講演会では当時の体験話も披露され、参加者が聞き入った。

 最近の集中豪雨で鉄道の被害も伝わってきます。JR只見線もかつて大きな被害を受けながら、10年余りかけて昨年10月に全線開通しました。その経緯をたどるドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」が9月中旬、東久留米市「まろにえホール」で上映されます。近隣3市の福島県人会(東久留米、小平、西東京市)の共催。その一つ、西東京福島県人会の管敏二さんの報告です。(編集部)

西武焱沿線プチサミット-ひばり編

(クリックで拡大)

 飯能、所沢、東久留米、ひばりが丘、小平、西武柳沢、東伏見、椎名町。集まった人のバックグラウンドを見ると見事に西武池袋線、西武新宿線の駅名が並んだ。  東久留米市学園町在住の荒昌史さんと西東京市でまちづくりを推進する若尾健太郎さんが仕掛けた「西武沿線プチサミットひばり編」とはどんな人たちが、どんな繋がりで集まって、何をするのか、東久留米市在住の筆者は興味津々で参加した。

 西東京市柳沢4丁目に、約6.2ヘクタール(東京ドームの約1.3倍)もある広い公園が6月26日、オープンした。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が保有する施設を一般開放する形で実現。名称は「MUFG PARK」と英語表記になった。テニスコートやグラウンド、ライブラリーやバーベキュー(BBQ)もできる広場を備え、「地域とともに居心地のよい場所」の実現を目指すという。(写真は、テープカットに臨むMUFGの亀澤社長=左から3人目=と右隣の池澤西東京市長。6月25日午前11時10分)

 西東京市の柳沢図書館は6月18日、併設の公民館で講演会「関東大震災と東京」を開催。西東京市在住で東京学芸大学名誉教授の石井正己さんが約2時間にわたり講演した。今年は関東大震災から100年、首都直下型地震も警戒されるなか、当時の田無、保谷はどのような状況だったのかなど、約30人の参加者が聞き入った。

 西東京市柳沢4丁目にあるMUFG PARKのオープンが6月26日(月)に迫っている。MUFG PARKは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が保有する施設で、成り立ちは1952(昭和27)年にさかのぼる。「千代田銀行武蔵野運動場」として開場された後、研修所としても活用されてきた。当時から武蔵野台地の雑木林を大切に守ってきた緑豊かな場所だ。

 ケーブルテレビや電話、ネットなどのサービスを提供しているJ:COM 西東京(東久留米市前沢3丁目、中山純也局長)は6月2日、災害発生時に人員や車両などを提供する協定を北多摩エリアの5市と締結したと発表した。昨年10月の東村山市を皮切りに、西東京市(同年12月)、小平市(同12月)、東久留米市(23年5月)、残った清瀬市とは6月1日に協定を締結した。

 27回目を迎える東久留米市環境フェスティバルが6月10,11日の両日、市役所を会場に4年ぶりに開かれる。主催するのは東久留米市環境フェスティバル実行委員会(志藤美和委員長)と東久留米市。

 広々としたはらっぱで1日を楽しく過ごそう――。親子で造形ワークショップや土遊びを楽しめるイベント「はらっぱワンデイトリップ」が5月28日、都立小金井公園のつつじ山広場で開かれた。晴れた日の日曜日、小金井公園はコロナ前の活気を完全に取り戻し、家族連れでにぎわった。

 練馬区立中里郷土の森(練馬区大泉町1丁目)で6月16日から7月9日まで、ホタル観察会が開かれる。区内で姿を消したヘイケボタルがこの期間、闇夜に光る姿になって現れる。「ホタルと人の歴史」をテーマにしたパネルも展示され、解説員とともに小川や水辺で育つホタルの生態を学ぶことができる。申し込みの締め切りは5月31日(水)。