「全国でも最先端の取り組みを見たいとやって来ました」と挨拶する根本大臣

 西東京市が展開しているフレイル予防活動が注目されている。厚生労働省の根本匠大臣が1月9日、西東京市の活動を視察し、その後の会見で「フレイル対策は健康寿命を延ばす鍵を握る取り組み。全国に広げていきたい」などと語った。

 高齢者の虚弱状態(フレイル)を早期に発見して健康寿命を延ばそうと、西東京市は[2017年]1月14日、フレイル予防講演会「元気に暮らせる時間をのばそう」を同市民会館公会堂で開いた。提唱者の東京大学高齢者総合研究機構の飯島勝矢教授が講演した。笑いを誘う分かりやすい語り口で、会場を埋めた約500人の観衆の興味を惹きつけた。(写真は、フレイルチェックシートの説明をする飯島教授)