ブックレット「じゃがいも畑へパンプキン」

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 1945年7月29日午前9時23分。米軍のB29爆撃機が東京上空から大型爆弾を投下した。本物そっくりに作られた4.5トンもある模擬原子爆弾。それが現在の西東京市柳沢1丁目のしじゅうから第2公園付近で爆発した。当時じゃがいも畑だった現場で、住民3人が死亡、11人が重軽傷を負った-。こんな70年前の出来事を記録したブックレット「じゃがいも畑へパンプキン」がこの春に刊行され、市民の間で読まれている。

 昭和20年(1945年)4月12日。西東京市の旧田無駅付近は米軍の空襲に遭い、約50人の死者が出た。それから70年。「西東京市平和の日」の4月12日、西武新宿線田無駅北口前のアスタビル2階センターコートで、戦争の記憶を刻み、平和を願うイベントが開かれた。