第3回西東京市総合教育会議が[2015年]11月2日(月)に開かれ、いじめ防止対策推進条例の骨子などが報告された。4日の臨時教育委員会で条例案が審議され、12月定例会に上程される見通し。

 西東京市が進めている「いじめ防止対策推進条例案」の準備状況が、8月7日に開かれた同市議会文教厚生委員会で明らかになった。パブリックコメント(意見公募)の期間は、8月20日から9月17日までの予定。市民の意見を検討したうえで、条例案を10月の教育委員会に提出し、できれば年末の市議会第4回定例会に上程したいという。市教育委員会が説明した。

 いまだなくならない学校のいじめ。パソコンやスマートホンなどネット環境を利用する子どもが増えるにつれ、周りがいじめに気付かないケースも増えている。西東京市はこういう状況を踏まえ、「いじめ防止対策推進条例」(仮称)の制定に踏み出した。[2015年]4月末の第2回総合教育会議で江藤巧教育長が「条例制定を進める」と発言。6月9日の西東京市議会本会議で大林光昭議員(公明党)の質問に回答した中で準備状況が明らかになった。(写真は、小学校校舎。本文と直接の関係はありません)