子どもを保育所などに預けたときの利用者負担額(保育料)を来年度から約20%値上する児童保育条例の一部改正案が[2015年]9月7日(月)、西東京市議会文教厚生委員会で賛成多数で可決された。同案では、1人当たりの月額保育料は平均2万2617円となり、これまでより3752円、19.9%の値上げとなる。国基準徴収額に対する割合は46.4%から55.7%になり、東京都の26市中、稲城市(同56.8%)に次ぐ(今年4月1日調べ)が、4月以降に改定予定の市も多く、正確な順位は不確定という。

 西東京市は[2015年]4月16日(木)、保育料、学童クラブ育成料などの利用者負担額と、保育所入所基準の見直しについて、子ども子育て審議会(会長・森田明美東洋大教授)に諮問した。  事務局が提出したスケジュールによると、保育料、育成料などの利用者負担について5月下旬から6月下旬まで専門部会で審議。7月に同審議会に上げ、8月上旬に答申予定。保育所入所基準は7-8月に専門部会で審議、8月下旬に答申予定となっている。