原爆関連資料280冊を集めた「原爆小文庫」が1976年、旧保谷市下保谷図書館の一角にスタートした。1994年に新設したひばりが丘図書館に移転。西東京市になってからも資料収集を続け、半世紀近い間に約4000冊に育った。この夏、書架を新製品に替え、図書室奥から入口付近に引っ越し。並べ方も工夫して目に付きやすく、手に取りやすい「小文庫」に生まれ変わった。

 戦後70年の暑い夏が続いている。70年前は戦火におびえ、被爆状況を強いられた夏でもあった。戦争と平和、被爆と非核をめぐる[2015年]8月前半の西東京市の動きを追ってみた。