11月に4年ぶりに開催される第20回西東京市民まつりの実行委員会は10月1日、まつり開催に向けたクラウドファンディングをスタートした。大幅な増額となった開催諸経費にあてるとともに、「西東京市民まつりを継続して運営するための財政的基盤を作る」ことが目的。返礼品にはまつり当日、飲食店などの物販ブースで並ばずに買える「ファストパス」やオリジナルのTシャツ、手ぬぐいなどを用意。実行委では「皆さんにご理解いただき、お力をお借りしたい」とクラウドファンディングへの協力を呼び掛けている。(画像は支援を呼びかけるサイトから)

昨年の第19回市民まつり入口(2019年11月、西東京いこいの森公園)

 今年20回目となる西東京市民まつりの中止が5月1日、西東京市のホームページに発表された。市民まつりはこれまで毎年11月第2週の土曜日と日曜日に開かれてきた。発表では「新型コロナウイルス感染拡大防止」をその理由に挙げた上で、市民や来場者、出店や出演予定者の「健康と安心・安全確保を最優先」して断念し、「延期開催もございません」としている。

地元産野菜を積み込んだ宝船(2019年11月10日午前10時50分)

 五穀豊穣を願う地元産野菜満載の「宝船」が11月9日と10日、西東京市民まつりの会場となった「いこいの森公園」に姿を現した。採れたての白菜や大根、ニンジンやカブが積み込まれ、舳先に実りの稲穂が垂れる。帆に見立てたネギの緑と白が、秋の日射しを浴びて輝いていた。縁起物の野菜は10日午後、約500人の市民らに無料で「宝分け」された。

市民まつり入口、献血推進キャラクター「けんけつちゃん」と一緒

 第18回西東京市民まつりが11月10日(土)と11日(日)の2日間、市内緑町の西東京いこいの森公園で開かれた。両日とも小春日和となり、会場は足の踏み場もないほど多くの人出で賑わった。主催の西東京市民まつり実行委員会の発表によると、2日間の来場者は計12万人だった。

市民まつり入口

市民まつり入口。車いすの人も乳母車も行き交う(いこいの森公園)

 第16回西東京市民まつりが、11月12日(土)と13日(日)の2日間、西東京いこいの森公園(市内緑町)で開かれた。両日とも晴天に恵まれ、過去最高の約19万6000人(実行委員会発表)が集まった。13日昼過ぎには飲食・物販などの模擬店で完売店が続出した。