西東京市が誇る国史跡「下野谷遺跡」をアピールし、後世に継いでいくため、同市で「したのや縄文里山プロジェクト」が進められている。発掘開始から半世紀、史跡指定から6年を経て、施設の整備やPRを本格化。行政だけでなく遺跡に関心を持つ人にも「ムラびと」として参加してもらい、「東京に縄文のムラを作ろう!」と盛り上がっている。(写真は、整備が進んでいるエントランス部分)

 西東京市は、市民の健康づくりのきっかけに、昨年度スタートさせた健康ポイントアプリ「あるこ」を活用した初めてのウォーキングイベント「あるこで街なかウォーキング」を10月30日(土)に開催する。チェックポイントを経て、ゴールとなるいこいの森公園(緑町)では、限定で野菜のほかオリジナルグッズなどのプレゼントもある。あるこは9月に入って登録者が3000人を突破。市ではさらに登録者増を目指しており、担当者は「秋の日のまち歩きイベント。まだあるこに登録していない方もお気軽にご参加ください」と呼び掛けている。(写真は、イベントのゴール地点となるいこいの森公園。右がボール広場)

あるこのトップ画面

「あるこ」のトップ画面(市提供)(クリックで拡大)

 西東京市が「身近な生活のなかでできる健康づくり」として昨年スタートさせた健康ポイントアプリ「あるこ」が、順調に登録者を増やし、3000人に迫っている。歩数や体重記録、エクササイズの動画体験などでポイントが貯まるほか、毎月抽選でAmazonのギフト券が当たったり、課題を達成して地域の協賛企業からのプレゼントなどがもらえたりするお楽しみもある。この秋には、「あるこ」を利用したイベントも予定されており、さらに登録者は増えそうだ。

「日本の家族」のささやかな幸せが見える by 倉野 武

 

 住宅事情や家庭内の勢力関係から、これまでずいぶん蔵書を処分してきたが、そのなかでも「これは手元に残しておきたい」と死守してきた一冊に、エッセイスト、森下典子さんの『いとしいたべもの』がある。(写真は『いとしいたべもの』と続編の『こいしいたべもの』)

 東久留米市にキャンパスを置く「自由学園」(高橋和也学園長)が今年創立100周年を迎えた。これを記念して、創立者を同じくする婦人之友社が企画編集し、学園の姿を紹介する『本物をまなぶ学校 自由学園』(1650円)を刊行。1世紀続けてきた本物を伝える学びと実践の数々が紹介されている。地元の書店でフェアが開催されるなど応援する動きも出ており、学園では「この本が自由学園を広く知っていただくきっかけになれば」と話している。(写真は、地元書店店頭に置かれた『本物をまなぶ学校 自由学園』。売れ行き好調だ)