2021年2月の西東京市長選挙で公職選挙法違反とされたビラが撒かれた件で、東京地検立川支部は告発されていた政治団体代表らを不起訴とした。告発人のもとに届いた12月6日付けの「処分通知書」で明らかになった。

市長選挙は来年2月7日投開票

 来年2月に予定される西東京市の市長選挙立候補予定者説明会が11月12日、市役所田無庁舎で開かれた。出馬を検討しているとみられる各政党関係者を含め7候補の関係者らが出席し、市選挙管理委員会や田無警察署、日本郵便西東京郵便局の説明を聞いた。これまで市長選出馬の意向を明らかにした候補者はいない。

 西東京市長選挙が2月5日に投開票され、現職の丸山浩一氏(無所属)が、団体役員の新人杉山昭吉氏(無所属)を破って再選された。投票率は32.90%。当日有権者の3分の1に達しなかった。取り上げるのは投票率。数字を集めたりひっくり返したりして、あちこちから光を当ててみよう。

 西東京市長選挙が[2017年]1月29日告示され、現職の丸山浩一氏(69)=無所属現、自民・公明・連合東京・民進党西東京推薦=と、西東京市民のくらしをよくする会事務局長の杉山昭吉氏(67)=無所属新、共産・自由・森輝雄市議推薦=の2人が届け出た(届出順)。再選出馬の丸山氏に対し、前回市長選で2位だった森氏が3位の杉山氏の応援に回り、「2、3位連合」が市長の座に挑むことになった。

 小平市の小林正則市長(64)は[2016年]12月20日、後援会などが開いた記者会見で、来年4月9日投開票の小平市長選挙に4選を目指して出馬を表明した。多選自粛宣言を初当選時の公約に掲げていた小林市長は、「明言を破ることになり大変申し訳ない」としながら「12年間手掛けてきた諸事業がようやく緒に就いたところ。引き続き進めたい課題に向き合っていこうと決意した」と述べ、7つの骨子を掲げた。(写真は、4選出馬を表明した小平市の小林正則市長)