小平市の小林市長、4選出馬を表明 来年4月9日投開票

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年12月21日

4選出馬を表明した小平市の小林正則市長

 小平市の小林正則市長(64)は12月20日、後援会などが開いた記者会見で、来年4月9日投開票の小平市長選挙に4選を目指して出馬を表明した。多選自粛宣言を初当選時の公約に掲げていた小林市長は、「明言を破ることになり大変申し訳ない」としながら「12年間手掛けてきた諸事業がようやく緒に就いたところ。引き続き進めたい課題に向き合っていこうと決意した」と述べ、7つの骨子を掲げた。

 骨子の内容は、➀市民参加・協働の自治のまちづくり ②女性の社会進出、子育てしやすいまち日本一 ➂小川駅西口、小平駅北口再開発によるまちの利便性向上 ④公共施設マネジメント基本計画の策定 ⑤農業用水などを活かした環境都市の創造、都市公園の実現 ⑥健康で長生きでき、地域社会で貢献できる居場所・役割の創造 ➆低所得、貧困家庭支援救済などの充実。

 多選の弊害があるとしながらも出馬する意味を問われると小林市長は、「一般論では多選の弊害はマンネリ化や人事停滞などが挙げられるが、毎回初当選のつもりで1期ごとに約60項目に上る新しい取り組みをしてきた。一般論には全く当てはまらない」と力をこめた。

 今年10月に後援会から継続の強い要請を受け11月に出馬の意思を固めた、という。「無所属で出馬。民進党の推薦を受けており、今後、共産党、生活者ネット、社民党、自由党へ推薦依頼をしたい」と述べた。

 小林市長は、産業能率大学卒業。衆議院議員秘書を経て、小平市議会議員2期、東京都議会議員を3期務め、2005年に小平市長選挙に出馬して初当選。これまで3期務めている。

 小平市長選挙には、同市議会の松岡篤議員(31)が出馬を表明している。
(柿本珠枝)

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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