キンモクセイの香る秋晴れの10月23日、西東京市立の小学校に通う4年生64人が、練馬区立美術館を訪問した。鑑賞したのは、少し不気味で独特の世界観が魅力の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展。対話を通してアート作品に触れる「対話による美術鑑賞」事業の校外授業だった。学校を飛び出し本物の作品に出会って、子どもたちは何を感じたのか。
3月に開館25周年を迎える多摩六都科学館は1月27日、「西東京市民感謝ウイーク」のイベントとしてとして「対話型アート鑑賞」を実施した。科学館でアート鑑賞。一見ミスマッチなこの企画はどう実現したのか-。西東京市のボランティア団体「アートみーる」で活動する卯野右子さんの報告です。(編集部)
対話をしながら美術作品の見方や観察力を深める「対話による美術鑑賞」という、新しい取り組みが学校や美術館の美術鑑賞授業で実施されている。西東京市では、2014年度から市内の小学校で取り組まれており、3月28日(月)には、誰でも参加できる体験会が、西東京市保谷保健福祉総合センターで開かれた。いったいどんな取り組みなのだろうか。記者も体験してみた。