新型コロナウイルス感染をめぐり、教育現場の行き過ぎた感染対策の緩和を求める小平市の市民団体の活動が全国規模に広がっている。今年2月、小平市議会で給食時の黙食やマスク会食の見直しなどを求める請願が全会一致で採択されたことを機に「全国有志子どもを思う会」が発足。子どもたちの実態調査に続き、全国の自治体に対する公開質問状の集計結果を受けて9月15日、コロナ禍におけるマスクや黙食の解除などを求める要望書を文部科学省と厚生労働省に送付した。

 コロナ感染をめぐりマスクを着けていない子どもを教育現場で差別しないよう求めた請願を小平市議会が2月末に全会一致で採択したことを受けて、小平市教育委員会は4月、請願内容に沿って「小平市立学校版感染症予防ガイドライン」の一部を改定した。(写真は、全会一致で請願が採択された小平市議会)

 小平市議会は3月定例会初日の2月28日、新型コロナウイルス感染をめぐってマスクを着けていない子どもを差別しないよう指導することなどを求めた請願を全会一致で採択した。請願は給食時の黙食やマスク会食についても見直すよう求めており、教育現場の行き過ぎた感染対策の緩和を求める署名運動が実を結んだかたちだ。採択を受けて、近く「小平市立学校版感染症予防ガイドライン」の一部が修正される。(写真は、全会一致で請願が採択された小平市議会)

速記者2人は演壇下から手前の傍聴席に移動。議員は両端の特別席で発言した

 新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ一般会計補正予算案の審議のため5月8日に開かれ西東京市議会は、出席全員がマスク着用をはじめ、議員の発言席を別に設け、審議中も一部議員が傍聴席にいるなど、異例ずくめのコロナ対応となった。