異例ずくめの「コロナ対策議会」 西東京市議会の臨時会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙新型コロナウイルス オン 2020年5月9日

速記者2人は演壇下から手前の傍聴席に移動。議員は両端の特別席で発言した

 新型コロナウイルス感染症対策を盛り込んだ一般会計補正予算案の審議のため5月8日に開かれ西東京市議会は、出席全員がマスク着用をはじめ、議員の発言席を別に設け、審議中も一部議員が傍聴席にいるなど、異例ずくめのコロナ対応となった。

 議員や職員は検温を実施、マスク着用。本会議は距離を取るため傍聴席に移動しても出席とみなして定足数を確保。会議場の密度を逓減するため、議員控室で審議の模様を視聴することも認めた。出席調整に各会派とも協力した。

 本会議場で議員は自席での発言を止め、議員席スペースの両端に設置した特別席で質問、発言した。予算案を審議した委員会室では、議員席の最前列に質疑席が設けられた。どちらでも、議員の発言が終わるたびに職員がマイクやテーブルを消毒していた。

 本会議場や委員会室の出入り口に消毒液を置き、室内の換気も定期的に実施。ウイルス除去機能付きの加湿器も配置した。報道陣を除き、傍聴は自粛を要請。いつもは演壇下にいる速記者も傍聴席に移動した。新型コロナウイルス感染症対策の審議に見合って、議場もコロナ対策を徹底していた。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・令和2年第1回臨時会開催のお知らせ(西東京市Web

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