コロナ感染をめぐりマスクを着けていない子どもを教育現場で差別しないよう求めた請願を小平市議会が2月末に全会一致で採択したことを受けて、小平市教育委員会は4月、請願内容に沿って「小平市立学校版感染症予防ガイドライン」の一部を改定した。(写真は、全会一致で請願が採択された小平市議会)

 小平市議会は3月定例会最終日の3月29日、傍聴席でスマートフォンを議会資料の閲覧目的で利用できるよう求めるなどした請願を賛成多数で採択した。傍聴席でスマホなどによる閲覧を認めている議会は全国の自治体でもまだ限られている。採択を受けて小平市議会は今後、議会運営委員会などで傍聴の環境改善に向けて検討を進める。(写真は、小平市議会の傍聴席)

 小平市議会は3月定例会初日の2月28日、新型コロナウイルス感染をめぐってマスクを着けていない子どもを差別しないよう指導することなどを求めた請願を全会一致で採択した。請願は給食時の黙食やマスク会食についても見直すよう求めており、教育現場の行き過ぎた感染対策の緩和を求める署名運動が実を結んだかたちだ。採択を受けて、近く「小平市立学校版感染症予防ガイドライン」の一部が修正される。(写真は、全会一致で請願が採択された小平市議会)

手前が中央図書館、奥が田無公民館(禁無断転載)

 西東京市議会文教厚生委員会(森信一委員長)が12月9日(金)に開かれ、継続案件となっていた3館合築関係の請願と陳情計6件を午後の審議で採決した。このうち「合築複合化案を見直し、図書館・公民館は田無駅南側に残すことを求める」との陳情26号は全会一致で採択。他の5件は不採択となった。

ひばりが丘公民館

「分室」化が迫るひばりが丘公民館

 西東京市議会文教厚生委員会(森信一委員長)が12月7日(月)に開かれ、ひばりが丘公民館の「分室」化を定めた公民館条例改正案と、新たに提出された「いじめ防止対策推進条例」案などを審査した。いじめ防止対策推進条例案は全員賛成で可決されたが、「分室」化条例改正案の採決は可否同数(4対4)となり、委員長の裁決によって可決された。

通った人たちが次々に署名する(田無駅南口)

通りかかった人たちが次々に署名する(田無駅南口)

 「田無公民館・中央図書館を現在地から移動させないでほしい」と西東京市議会に提出した「請願」の街頭署名活動が12月4日(金)午後、西武新宿線田無駅南口で始まった。正午から2時間余り呼び掛けたあと、ほかの署名と併せて同日夕方、351人分を議会事務局に提出した。署名者はこれで計854人となった。5日、6日も南口で、7日は田無庁舎前で署名活動を続ける。

中央図書館と田無公民館

移転、複合化が計画されている西東京市中央図書館(手前)と田無公民館

 11月30日(月)から始まった西東京市議会第4回(12月)定例会に、市民の請願と陳情が計9件提出された。そのうち半数を超える5件が、中央図書館、田無公民館、市民会館の「3館合築複合化」問題を取り上げ、身近な公共施設の移転、複合化に危惧や反対を表明していた。