会見する丸山浩一市長

会見する丸山浩一市長(田無庁舎)

 西東京市の丸山浩一市長が5月30日、田無庁舎で記者会見を開き、6月3日から開かれる市議会第2回定例会に提出予定の議案を明らかにし、今年度の重点事業などをあらためて説明した。来年初めの市長選に関しては、「いまは当面の施策を進めることに力を尽くしている。今日の時点では(再選出馬するかどうか)申し上げられない」と明言を避けた。

 西東京市議会(稲垣裕二議長)の2016年第2回定例会が6月3日から20日まで、18日間の会期で開かれる。多子世帯やひとり親世帯などの負担軽減を定めた国の制度改正に伴う児童保育費用徴収条例の改正案や、雨水対策工事の契約、市道の認定など提出予定議案は3件。予算関連議案は予定されていない。一般質問進行予定、一般質問通告は6月1日ごろ市議会ホームページに掲載見込み。

 中央図書館・田無公民館・市民会館の3館合築複合化計画の再考を求めて活動してきた市民団体が5月10日、第4回「まちづくりフォーラム」を開きました。これまで3回のフォーラムでは、市議会に請願や陳情を出した人びとや3館に関係する文化関係者らが意見を述べる場を提供。まちづくりの視点から公共施設の配置やあり方を話し合ってきました。今回は、計画立案の要になる西東京市企画部の「出前講座」。どんな展開になったのか、同フォーラムの田村ひろゆきさん(向台町)と柳田由紀子さん(柳沢)に報告してもらいました。(編集部)

上映会チラシ(表)

上映会チラシ(表)

 インパール作戦の帰還老兵を映す『水筒と飯盒』(2005)。ヨーロッパに禅を広めた禅僧弟子丸泰仙と道元の主著「正法眼蔵」を伝える『華開世界起』(2011)。前衛画家池田龍雄の制作現場を記録した『The Painter』(2015)。これら3作品を1日がかりで上映する試みが都内でありました。療養中の孝壽聰監督に代わり、知人友人らが世に問う作品群です。上映会の経緯や内容について、交流のある映画監督、大澤未来さんの寄稿を掲載します。(編集部)

連凧(三好さん撮影)500

連凧が青空に舞う(三好希世乃さん撮影)

 縄文の遺跡が眠る下野谷遺跡公園(西東京市東伏見6丁目)で5月22日、恒例の「縄文のムラで春風と遊ぼう!」が開かれた。真夏を思わせる青空の下、遺跡保護をサポートする市民団体などの協力を得て、親子連れらが凧あげや縄文時代の糸作り、四つ葉のクローバー探しなどを楽しんだ。

宮川甲和さん(左)と中屋公志さん

宮川甲和さん(左)と中屋公志さん。(クリックで拡大)

 西東京市は熊本地震支援のため4月末と5月中旬の二度にわたって職員計4人を現地に派遣し、街頭募金活動で約118万円の義援金を贈るなど、人員と資金の両面で支援活動に取り組んできた。第一陣の任務を終えて戻ってきた契約課係長の宮川甲和さんと都市計画課の中屋公志さんに現地のようすなどを伺った。

スポーツセンターの正面階段(禁無断転載)

スポーツセンターの正面階段(禁無断転載)

 今回はスポーツ施設を訪ねてみました。今やスポーツは若者だけのものではなく、高齢者や障害者も積極的に運動することを奨励されています。スポーツ施設はそれに答える設備なっているでしょうか。>>続きを読む

 西東京市の地域情報紙「きらっと☆シニア」(A4判、4ページ)は5月17日発行の第32号で、当事者たちに取材した「在宅で生きる」を特集した。1面では、胃がんの闘病生活を続けた西東京市在住の女性(78)の在宅療養状況を本人の写真入りで掲載している。その女性は取材から19日後の5月10日に亡くなったという。編集メンバーの一人が主宰する「西東京 まちかどニュース」が特集の概要を紹介している。

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「きらっと☆シニア」最新号(クリックで拡大)

ソーラークッカーで沸かしたお湯でお茶を試飲(写真は筆者提供)

ソーラークッカーで沸かしたお湯でお茶を試飲(写真は筆者提供)

 楽しみながら環境について考え行動する、アースデイフェアin西東京〝みんなで創ろう!考えよう!子供・環境・未来″が5月15日、西東京いこいの森公園で開かれた。環境まちづくりNPOエコメッセ西東京など33団体が参加して自然環境改善への行動喚起をした。

 西東京地域のみなさんに、ひばりタイムスの読者に、近くのホールや劇場へ足を向けてほしい。時間の余裕を作ってでも音楽や演劇、ダンスなど芸術文化の実りを受け止め、楽しんでほしい。そんな願いを込めて、【近隣公演案内 ひばりタイムス版】を始めることにしました。

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 東日本大震災で被災、首都圏に避難している女性たちを対象に、撮った写真を手掛かりに思いを語り合う「フォトボイス お試し体験グループ」の催しが5月末と6月初め、西東京と渋谷の2会場で開かれる。言葉にしにくい体験や思いを、写真を見ながら一緒に形にする試み。震災直後の2011年6月に被災地で始まり、避難者が生活する首都圏でも輪が広がっている。

 西東京市の総合防災訓練は今年、10月30日(日) に実施されることになった。5月12日(木)に開かれた西東京市防災会議(会長・丸山浩一市長)で決まった。多摩地域の直下型地震で、西東京市内に震度6強の揺れが起きた、との想定。関係機関と調整して10月初めまでに最終案を固める。主会場は市内東町の文理台公園、明保中、東小学校となっている。

 西東京市選挙管理委員会(鈴木宏一委員長)が5月12日開かれ、2017年2月17日任期満了に伴う西東京市長選挙を、同年2月5日投票と決定した。1月29日に告示される。 前回市長選は2013年2月3日に行われ、丸山浩一現市長が初当選した。

 西東京市、東久留米市、清瀬市の3市廃棄物を共同処理する施設「柳泉園組合」で高濃度の水銀が排ガスから検出されたことを受けて、外部の専門家らを交えた「水銀混入調査対策委員会」(宮川正孝委員長)が5月11日、東久留米市下里4丁目の同組合管理棟で開かれた。組合側から水銀検出と焼却炉の停止、対応策など一連の経緯が説明され、来年3月までに5回前後の会合で報告書をまとめるスケジュールが示された。次回は7月の予定(日時は未定)。

水彩画・東京大学田無農場孵卵室©大貫伸樹 (禁無断転載 クリックで拡大)

水彩画・東京大学田無農場孵卵室©大貫伸樹 (禁無断転載)

 門をくぐると、右奥の雑木林の間から見え隠れする木造二階建ての学生宿舎がある。あの木村拓哉主演「眠れる森」(フジテレビ「木曜劇場」、平成10年)の回想シーンに登場した建物だ。このテレビドラマの舞台になったことが、私が東京大学田無農場(正式名称は東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構)に興味を持つ切っ掛けになった。>> 続きを読む